新しいことにチャレンジする、行動する勇気。行動する勇気は、親や教師が見守る安心と安全の中で、自分を愛し、他の人を愛することによって、育つものである。個性の違いを受け入れ、共に生きていくことができる世界は、喜びと創造にあふれている。
小学校での成功体験は、共に生きる喜びを味わう体験と重ね合わせることで、喜びを倍増させ、絆を深める。教師は、共生の意図をもって、集団の育成を進めていくことが大切である。希薄な関係の体験しかない子どもたちに、協働で生きる豊かな体験を何度味わわせることができるかが、教育の使命である。学校教育の中で、明るく生き生きと、共に生きる体験が育まれたとき、その体験が30年先の未来の明るい未来ビジョンを拓くのである。
泉章子の子ども未来プロジェクト代表 泉 章子(いずみ しょうこ 元小学校校長)
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