韓国の言いがかり。EUも隣国をホワイト国に指定せずという事実

 

中東戦争

米国とイランの戦争が濃厚になってきた。その中で、ホルムズ海峡での民間船護衛の有志連合を結成すると米国は述べて、日本にも参加を呼びかけている。そして、これは戦争の準備でもある。中東に各国海軍艦艇を集めて、イランに圧力をかけることも狙いにあることが明確である。日本はイランとも関係が良いので、悩ましいことになっている。

しかし、トランプ大統領は、戦争ではなく、制裁を掛けて戦争にはしないような素振りをする。このことで、戦争がないと思わない方が良い。軍人を運ぶのは、飛行機で短時間にできるが、軍備を運ぶのは船が必要であり、戦争を決意してから、すぐには戦争を始めることができない。軍備という荷物が中東に届いた時に始めることになる。

ということは、決意してから3ケ月程度の時間が必要であり、その期間は、戦争するという意思を隠しておくことが必要になる。もし、明らかになると、戦場で軍備もなく、敵からの攻撃で大きな損害を被ることになるからだ。

この期間に米国はいる。戦争準備の期間であり、ここでは戦争することを隠しているしかない。

ホワイト国解除

韓国は日本とは友好国ではないことを、自衛隊機に対するレーダー照射や徴用工賠償請求、自衛隊の観艦式参加拒否的な振舞などで明らかに行動で示してきた

このため、日本も韓国を友好国から外すことにしたら、ホワイト国という友好国待遇を要求してきている。WTOにも友好国待遇をしない事が、国際法違反の貿易阻害と述べている。しかし、EUも韓国をホワイト国指定していない。貿易管理の瑕疵があるからである。

ホワイト国指定してほしいなら、日本との友好国らしい振舞をするべきである。徴用工賠償請求では、日本は第3国の仲裁協議を提案しているのであるから、それを受けて行動することが必要である。

その上、貿易管理でも、違反した企業名を明らかにして、経営者を処罰する必要がある。しかし、違反が150件以上となり再犯している可能性が高い企業もあるようだ。違反の透明化をしないと、違反企業に物資を渡す可能性が出て、安全保障上問題である。

LGやサムソンが半導体を供給できなくても、競合会社は多数あり、世界的にも困ることはない。もう1つ、中国製造2025関連で、サムソンは最新鋭半導体工場を中国に建てる計画で建築を開始している。しかし、ここへの原材料をどうするのか明確ではない。日本の材料を使うことになると、それは由々しき問題である。中国はホワイト国ではないからでキャッチオール規制違反になるからだ。

このため、米中通商摩擦で最先端技術移転を嫌う米国からの要請で韓国をホワイト国解除に、日本は動いた可能性も指摘されている。その証拠に、韓国が米国に介入要請しても動かない

しかし、高純度のフッ化水素については、ロシアが韓国に提供可能と提案しているようである。ということはメモリー半導体の生産は可能である。日本も、その意味では、機会損失を被る可能性がある。韓国との我慢比べという側面もあることは、確かだ。

EUV用レジスト、フッ化ポリイミドについても中国、台湾や欧州からの低純度の物を使うようである。歩留まりが著しく下がることにはなるが、仕方がないが日本も機会損失になる可能性がある。

というように、日韓ともに敗者になるが、より大きな損失を韓国が受けることになる。もし、このようなことをしないと、日本だけが敗者になり韓国は勝者で居続けることになる

そして、韓国は、重要材料を中露から得て、正式に中露陣営に参加となる可能性もある。やっと中途半端な状態からすっきりすることになる。逆に、米国は北朝鮮を自国陣営に入れるよう動く。米中の陣取り合戦が本格化する。

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