武田教授が提案する、人生100年時代に50歳から必ずすべきこと

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先日掲載の「誰も教えてくれない残り50年の人生をどう生きるのかという大問題」では、「第2の人生」の計画を自ら立てることの必要性を説いた中部大学教授の武田邦彦さん。今回武田さんは自身のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』で、幸福な老後を送るために50歳からすべきことを具体的に挙げています。

「第二の人生」はどんな人生にしたいのか?典型的な例を挙げてみる

0歳から50歳の第一の人生は、最初の10年の少年時代、20歳までの思春期は悩みながらもアッという間に過ぎていきます。さらに、20歳代で社会にでて、商売をしたり、サラリーマンになったりしても、まだ結婚もあり、住居も定まらず、懸命に生きているうちに30歳になる感じですから、第一の人生で自分が生活を選択しなければならないのはたった30歳から50歳までの20年間に過ぎません。

さらに、その期間でもやることは多く、子供もいたら考える暇もなく毎日が過ぎていくでしょう。それに対して、50歳から100歳までの第二の人生は、「まるで何も計画されていない50年」なのです。ですから、計画なしに突入したら、ただボヤっとして定年、年金、病気などに不安な毎日を過ごすことになります。

そこで、まずここでは第二の人生の典型的な計画を示してみます。といってもまだ第二の人生というものが人類の目の前に現れたのは最近で、それも日本、それに長寿国だけということですし、お釈迦さまも哲学者もなにも言ってくれていないので、これから固まっていくものです。でも、準備をしておかないと自分の人生の半分が暗いものになるのですから、とても重要です。

まず、50歳から60歳までは自分も元気で力もあり、それまでの蓄積を生かせる時代です。その時に、あらゆる力を絞って、「お金を蓄積します。60歳からは多かれ少なかれ、社会的家庭的な力が弱り、お金や体力も減ってきます。それに備える最後のチャンスです。

お金は50歳代に節約して貯蓄しておくことです。日本社会はややインフレ気味ですから、もし老後に備える貯金を若い20歳代ですることができても、お金の価値が低下しますからあまり意味がなく、できるだけ直近である方が有利だからです。それとともに、60歳からの仕事をできるだけ多く確保しておくことです。サラリーマンなら人付き合いをよくして、いろいろなところにツテを作り、必要なら資格を持ち、商売をされている人は30年程度は大丈夫な体制を作っておきます。

現在のほとんどの日本人は、50歳代になるとあとはゆっくりという意識が働き、むしろ「スタートする」というより、「そろそろ店じまい」と考えますが、それは老後が15年だったこれまでのことで、今後はこれから第二の人生が始まるのですから、ちょうど10歳から20歳の10年に勉強して基礎を作っておくようなものなのです。

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