これは、わかる人にはわかると思いますが、相当な苦しみを伴います。いわゆる「禁断症状」を感じるような心の痛みを伴うハードな練習です。でも、こういった練習をするからこそ、自分がこれまでの方向性とは違うどっちの方向に頑張っていけばいいのかが見えてくるようになるんです。
同情を目的に惨めさを表現すればするほど、同情を得ることから抜け出せなくなります。つまり被害者意識が定着&強化されてしまうんです。
「そんなに辛いことがあったのですね…」
こういう言葉を聞きたくなっても、残念ながらそんなに同情的な人ばかりが周りにいるとは限りません。むしろ「世の中って思いとおりに行くことの方が少ないよね」と現状を受け入れ、その中で折り合いをつけながら精一杯生きている訳で……。
なので、いつまでも「そんなに辛い経験をしてきたのだからあなただけは特別扱いね」と社会的責任の免除を期待しててもそんなことはそうそう起きないんです。結局、自分のケツは自分でふくしかないのです。
なので、かなり痛みを伴いますが惨めさアピールをぐっと飲み込む。「同情でもなんでもいいから、とにかく私のことを構って!!!」という愛情の枯渇を満たそうとする欲求と一人孤独に向き合ってみる。ちょっとハードなトレーニング方法ですが被害者意識から抜け出すにはかなり効果がありますよ~。
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