同居の義母は家事が苦手。正面衝突を避けるためのポイントは?

 

で、さて、妥結後の日常生活。妥結したにも拘わらずモメごとはどうしても起こるんですよね。そして、それは多くの場合

  • 片付け得意な人からの小言から始まる

んです。だって、イライラしますからね。片付け得意なタイプからすると「なんでこの状態に気がつかないのか」も「使ったらすぐ片付ければ簡単なのにどうしてやらないのか」も「いつまでもそのまま」なのも

すべて

  • 不思議でしかたがない

ですから。最後には、相手の悪意を疑ってしまうくらい「不思議…」なんですよね。それでも、見て見ぬフリとガマンで数日が過ぎ、その後に自ら片付けはじめ、これが数回繰り返され、とうとう限界に達すると。で、

  • 見れば分かるよね?(`へ´)

と、つい言ってしまう。うん、私も心アタリがあるのでよく分かります( ̄∇ ̄)

が、逆に片付け苦手なタイプは、ほとんど

  • そのモンダイな状態を認識していない

んです。だってほら、その家事は、プロセスがモンダイだったんじゃなくやるかやらないか自体がモンダイだったわけですから。やらない文化で過ごしてきた人からすれば

  • まっったくなんんんのモンダイも起こっていない状態

なんですから。そもそもモンダイな状態だということに気がつきにくい上に(そりゃそーですよね)、耐性が高い(?)ので、家事がが必要だと思わないんですよ。だから、この人たち側から見れば、家事に関するモメごとは、

  • いつも相手から

もたらされる災厄(?)に思えるはずです。だって

  • いつも突然で(ずっと気がつかない&気にしてないから、突然に思える)
  • コマカくて(彼らにとっては、生活の大勢に影響がないサマツなこと)
  • メンドクサイ(スッキリする結果にはフォーカスできないから)

んですから。しかも、相手はだいたいキレ気味ですからね。

……うん、これ、ちょっとカワイソウだと思うんですよね。たまたまこの場合は、私が得意な側(相手のモンダイを指摘する側)だけど、他の分野では当然至らないところがあるわけで、それを日々注意されなじられたら

  • 気持ちが休まらない・・・(/_;)

と思うんですよ。

極端な例だけど、天皇陛下やエリザベス女王と毎日食事するんなら、すっごくマナーに気をつけていたって、きっとNGマナーを犯しちゃいますよ、気がつかないうちに。それを指摘され続けると、やっぱり食欲がなくなっちゃうよね。

で、思うんですが、これは

  • 崩れた状態を定義しておく

ことである程度防げると思っています。たとえば

  • テーブルの上に雑誌以外があったら「崩れた」→やる
  • 夜8時にお風呂が準備できてなかったら「崩れた」→やる
  • たたんでいないタオルが5枚あったら「崩れた」→やる
  • サンダル以外の靴が揃えてなかったら「崩れた」→やる

こんな感じです。つまり、共有するべき状態を「きちんとした状態」とか「キレイにしておく」とか、ビミョーに文学的な表現で定義せず明確にハッキリ分かる言葉に直しておくことです。

文学的な表現では主観が入りすぎて、「やるかやらないか」レベルで食い違っている家事については、ワークしないからです。

ちなみに我が家。タオルはまさにこのケースでした。義母はほとんどたたまない派。私はたたみ方にさえ拘りのある派。なので、

  • タオルはたたんで収納する

とし、

  • タオルがたたんでいなかったら崩れた

と定義しています。今のところ上手くいっていますよ。タオルをたたむのは、義母からすればかなり高い要求だと思いますが、とにもかくにもたたんであります。拘りのたたみ方は、私がやればいいだけです。

家事のモメごとがどこで起きているのか、一度チェックしてみてください。「やるかやらないかレベルで食い違っているならちゃんと定義してみるといいと思います。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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