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プロ直伝。一日数回のポジティブ思考が強靭な肉体を作る訳

日本中で数多くのフィットネス大会が開催されていますが、なぜか大会前に決まって体調を崩してしまう人もいるようです。ベストコンディションで当日を迎えるためには、どのような方法があるのでしょうか。メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』の著者・桑原弘樹さんは、「ポジティブ」をキーワードにどんな試合にも転用できる具体的な体調管理方法を挙げています。

試合に向けて上手にコンディションを整える

Q.ベストボディフィジークをしています。試合に向けて上手にコンディションを整えていけません。風邪をひくなどもありますが、漠然と体調が悪いというような状態になってしまい、ベストコンディションで臨む事がほとんどありません。何かいい手はありますでしょうか。試合とは関係なく、日常から気を付けていることはありますか?(32歳、男性) 

桑原塾長からの回答

試合に向けては当然緊張感が高まっていくでしょうから、知らず知らずのうちに胃腸の機能は低下しますし、睡眠の質も落ちていきます。競技の内容からして、グルタミンは既に利用しているかもしれませんが、頻度を上げて活用する事をお勧めします。起床時、就寝前、練習直後あたりに各5gほどの摂取が目安となります。

またビタミンCも免疫力のアップには効果的です。ビタミンCは様々なドリンクやサプリメントにも配合されていますが、試合前1ケ月くらいからはビタミンCを単独で摂取すると確実です。値段も手頃ですしドラッグストアなどで手に入りますから、ここらか取り入れてもいいかもしれません。

もう少し本気モードであれば、追加でエビオス錠強力わかもとなんかもお勧めです。ビタミンCの摂取量は、4,000~6,000mg/日を一日の中で数回に分けて摂取するといいでしょう。グルタミンとビタミンCは免疫力を上げるのに大変有効とされていますから、効果は出やすいと思います。

次に睡眠に関してですが、寝床に入ってから何を考えているかです。試合やそれまでの準備について考える事は、確実に脳が覚醒してしまうので、睡眠にとってはマイナスです。夕飯までとか、風呂に入るまでとか、時間を決めて試合に関しての事は考えるようにしてみてください。とはいうものの忘れる事は出来ないという場合は、試合後の事を考えると意外に心地よく眠りにつけます。

私がよく選手にアドバイスするのは、ヒーローインタビューのセリフを考えたり、サポートしてくれた人への感謝の言葉を考えたりするという方法です。成功へのイメージトレーニングにもなりそうで、とても好評なのです。

先日も某プロ野球球団で、怪我人だけを対象としてトレーニング指導をしてきたのですが、怪我が治ってお立ち台の上で何を話そうという話題になって、色々なインパクトのあるヒーローインタビューのセリフを考えたりしていました。あくまでも遊び心の一環ではありますが、怪我で悶々としている選手達にとっては、それを乗り越えた先のイメージを作っていく刺激にもなり、モチベーションもあがっていきます。

またライフスタイルとしては、大きく変えるまではしなくとも、少し早寝少し早起きくらいにチェンジするといいでしょう。特に試合当日の起床時間を意識した時間設定はとても大切になります。

私が日常から心掛けているのは、生活のリズムです。
自分のリズムで事が運ぶとストレスも感じず、疲れも溜まりません。当然、その逆は疲れが溜まってしまいます。朝から晩まで自分のリズムで生活が進めば、それは理想的です。しかし、中々うまくはいきませんから、そこは少し工夫が必要となります。

極力他人や外部要因が影響しない時間帯でのリズムを作る事から始めます。例えば、朝起きて出かけるまでとか、昼休みだけとか、ジムに行っている時間帯だけといった具合です。そういった小さな区切りを幾つも作って、それぞれの自分のリズム、自分のペースを作るようにしています。

様々な要因によってリズムは崩れる事はままあります。それでも小さな区切りを沢山もっておけば、他の区切りの中では自分のリズムを刻めますから、それがきっかけで好調へと向かうきっかけにもなります。

そもそも自分はラッキーだと思っていると精神的にはとても楽で、逆にアンラッキーだと思ってしまうとストレスが一気に溜まります。しかし、ラッキーとアンラッキーの境目は意外にも近くて、どちらとも取れる事象は沢山あるのです。

自分のリズムや自分のペースで時間が過ぎると、気持ち的にはラッキーを感じやすくなるのだと思います。更には、自分用のラッキーワードやポジティブワードがあると効果的です。どうしても、私たちは日常的に発する言葉がネガティブになりがちなので、私自身も最も気を付けている事です。自分が発する言葉がコンディションに多大な影響を及ぼしていると認識する事です。

私は毎朝起きるとSNSに「さぁ今日もいってみよう?」という文言を書くのですが、これも自分自身への景気づけ的な、ちょっとしたゲン担ぎみたいなものです。以前サラリーマンだった頃、部下からの提案には仮に訂正をしてもらいたい点があったとしても、とりあえず「いいねぇ」から始めるようにしていました。

私は両方の手がマスカケ線(百握りの型)ということもあって、掌を見るたびに1,000人に一人の幸運の持ち主なのだと言い聞かせています。人それぞれ手法は色々だと思いますが、日頃から自分はラッキーなのだという事を自分自身にある意味洗脳をしていくと本当にラッキーになれます。

image by:Shutterstock

桑原弘樹この著者の記事一覧

桑原塾塾長 桑原弘樹は、国内大手食品メーカーでサプリメント事業を立ち上げ、全商品の企画開発に携わる一方、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部PDAなどの立場で、国内外問わず多くのトップアスリートに直にコンディショニング指導を行ってきた。サプリメントは作るだけにとどまらず、「日本で一番使っているのでは」と豪語するほどのユーザーでもあり、年間300回のワークアウトも欠かさない。サプリメントやダイエットなどの分野で、多くの情報が散乱する昨今。サプリメントを作り、自ら試し、活用法を指導してきた、桑原塾長が、本物で価値あるボディメイク情報を提供すべく、スクランブル発進する!!!

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