今年が最後となる「大学入試センター試験」で、試験中、わからない問題をスマホで検索しようとした不正が1件あったと毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞などが報じた。試験中のスマホの不正使用は、過去の試験で4件発覚しており、今回が5件目だという。
センター試験中にスマホを取り出した受験生が連れ出され、全科目の成績が無効となりました。https://t.co/vXLi6WNNgN
— 毎日新聞 (@mainichi) January 19, 2020
スマホを両足に挟み、電源オン
問題が発覚したのは、埼玉の会場。18日に行なわれていた「地理歴史・公民」の試験中。試験開始から45分ほど経ったころ、ある受験生がポケットからスマホを取り出し、両足に挟んで電源を入れたとしている。複数の監督者が目撃しており、連れ出され、全科目の成績が無効となっている。この受験生は「わからない問題を検索しようとした」と不正行為を認めているという。なお、外部との通信はなかったとしている。
目覚まし時計を持ち込んだ受験生も…
同日、京都市の会場でも、ハプニングが起きていた。英語のリスニング中に、受験生が持ち込んだ小型目覚まし時計が鳴ってしまったのだ。同会場で29人が影響を受け、このうち14人が試験を再度受けた。また、英語リスニングで機器の不具合などにより、さまざまな理由から、全国91会場109人が試験をやり直したという。また、交通機関の乱れや蛍光灯が切れていたなどの理由から、206人の開始時刻が遅れていた。
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