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IR汚職の秋元議員「密告」に自民激震。野党は「証人喚問」要求へ

IR汚職事件で収賄の罪で起訴された秋元司衆議院議員が12日、東京拘置所から保釈されたとNHKなどが報じた。保釈金3000万円は全額納められている。関係者によると、マカオの視察に同行した自民党の白須賀貴樹議員ら事件関係者との接触制限が保釈条件だったようだ。

国会は欠席

秋元氏は「議員辞職するつもりは毛頭なく保釈が認められれば国会に出席したい」と話していたが、13日午後の衆院本会議には出席しないと自民党関係者に電話で伝えたとのこと。来年度予算案の審議への影響を考慮したものとみられる。

証人喚問を求める野党

立件民主党の福山哲郎幹事長は12日、秋元氏の保釈を受け、証人喚問に応じるよう求めた。「現職国会議員が逮捕された事実は極めて重く、国会で説明責任を果たしてほしい。与党が隠さなければ実現する」と記者に述べ、「自民党総裁としての安倍晋三首相や、自民党の反省が感じられないのがとても残念だ」と語った。

IRにどっぷり浸かっている議員

秋元氏は逮捕前、週刊朝日の取材に「IRにどっぷり浸かっている議員は30人くらいいる」と回答。ほかにも「IR三羽烏が自民党にいる」「三羽烏は賄賂で幹部が逮捕された500社だけでなく、他のカジノ参入希望業者とも親密だった」「約2000万円くらいもらった議員もいる」「三羽烏は現職閣僚、安倍首相と親しい側近」と証言していた。果たして、IRにどっぷり浸かっている議員が明らかになる日はくるのだろうか。

保釈中の被告が逃亡する事件、相次ぐ

特捜部の事件で否認している容疑者が起訴の直後に認められるのは異例。逃亡した日産自動車のカルロス・ゴーン元会長も、争点を整理する手続きが始まる前に保釈され、「異例」といわれていた。ゴーン氏のほかにも保釈中の被告などが逃走する事件が相次いでいることから、法務省は、保釈中の被告にGPSをつけて監視するなど、対策の強化に向けて必要な法律の改正を検討しているという。

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source:日韓ゲンダイ時事通信共同通信NHK

image by:秋元司 公式Facebook

 

 

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