「法の下の平等」は幻想か。IR汚職5議員が少額理由に立件見送り

2020.02.05
by MAG2NEWS編集部 NK
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「100万円は少額」であった点を考慮して、IR事業の賄賂を受け取った秋元司容疑者(48)以外の5人の衆院議員の刑事責任を問わないと東京地検特捜部が方針を出した。時事通信北海道新聞などが報じている。1円でも賄賂は賄賂、罪は罪であるはずが、額の大きさで立件を見送るという判断には疑問が残る。


秋元議員は収賄罪で追起訴

東京地検特捜部はIR事業をめぐる汚職事件で、中国企業「500ドットコム」側から計385万円相当の賄賂を受け取ったとして、衆院議員秋元司容疑者(48)を追起訴した。すでに起訴されている分と合わせると、立件額は760万円になる。秋元容疑者は昨年12月25日早朝、毎日新聞の記者に「はした金は、もらわねえよ。あり得ねえよ。ほんと、ばかたれ」「1億、2億なら別だが、俺は正面から堂々ともらうんだから」「地検は、はしゃぎすぎだ。こんなことで身柄拘束しやがって。徹底して戦ってくるわ」と高圧的な電話を入れていた。次々と問題が明らかになる秋元容疑者から今後も目が離せない。

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