「法の下の平等」は幻想か。IR汚職5議員が少額理由に立件見送り

2020.02.05
by MAG2NEWS編集部 NK
 

100万円は少額だからOK

中国企業は、秋元容疑者以外の5人の衆院議員への資金提供も供述した。しかし、「事務職員が100万円を受領したが、収支報告書に記載しなかった」と説明し、日本維新の会から除名された下地幹郎元郵政民営化担当相以外の4人は否定している。4人は「職務に関して」は、金品を受領しておらず、秋元容疑者のような立場になかった。

また、過去2015年に起訴されている小渕優子元経済産業相の元秘書らの虚偽記載額は3億円を超えており、今回の額と大きく異なる。特捜部は経緯を確認した上で、起訴を見送った形だ。1円の商品でも万引きしたら「犯罪」であるというのが当然の考えだろう。しかし、衆院議員の罪は額の大きさで決まるのだ。

そして今回、国と国民との金銭感覚のズレを改めて感じることとなった。秋元容疑者も述べていた通り、衆院議員や特捜部にとって、100万円は「はした金」なのだろう。我々国民にとっては十分高額であり、重大な問題であることをどうかわかっていただきたい。

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source:時事通信北海道新聞毎日新聞

image by:秋元司 公式Facebook

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