中国に屈せず。安倍首相が見習うべきプーチンの新型肺炎への対応

kitano20200221
 

感染症内科教授の告発動画により一部明らかになった、新型肺炎への正しい対処がなされず混乱するクルーズ船の内部の様子は、世界に衝撃を与え、さらに安倍政権に対する批判をも高めているようです。国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、新型ウイルスの水際対策に成功しているとされるロシアの事例を紹介し、日本政府が国民の命を守るため今すぐすべきことを記しています。

安倍総理は、プーチンの“ここ”を見習うべき

神戸大学病院感染症内科教授、岩田健太郎さんの動画。昨日夜時点で110万回ぐらい再生されていたので、ごらんになった方もいるでしょう。今日見てみると、すでに削除されていました。しかし、毎日新聞で一部見ることができるので、まだの方は、こちらをごらんください。

「船内はものすごく悲惨な状態」クルーズ船立ち入りの医師、ネット動画が波紋

詳細は、ご自分でごらんになってほしいですが、要は、

  • 岩田先生は、ダイヤモンドプリンセスに入ってみた
  • 専門家から見ると、中はアフリカや中国よりもひどい悲惨な状態だった
  • 中は、(危険な)レッドゾーンと(安全な)グリーンゾーンがわけられていない。ぐちゃぐちゃになっている
  • 感染対策のプロは一人もいない!
  • 感染対策のプロが進言しても聞いてもらえない

なんというか、ダイヤモンド・プリンセスにいる方はお気の毒です。適切な言葉が見つかりません。しかし、メルマガで前々から書いているように、私たちも「他人事」ではなくなってきました。日本国内の感染者数は、毎日増加しています。皆さん、ニュースを見て、「嗚呼、今日も増えたな」と思っていることでしょう。テレビのトップニュースは、たいてい新型コロナウィールスのこと。ところが、次に映し出されるのは、野党が「桜を見る会」の件で、安倍総理を追及している映像。平時であれば、そういうのもありでしょう。しかし、緊急事態の今、やることでしょうか?

今日本で起こっていることは、明らかな人災です。国民もようやくそのことに気つき、安倍内閣の支持率が下がってきた。それで、少しは焦りがでてきたみたいです。

政府、広がる批判に焦り 「水際で失敗」、支持率に影新型肺炎

時事 2/19(水)7:11配信

 

新型コロナウイルスによる肺炎への政府対応に批判が広がっている。安倍晋三首相が先頭に立って取り組んだ水際対策は奏功せず、国内で感染が拡大。横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に対する措置でも、乗客乗員を船内にとどめ置いた判断が「かえって集団感染を悪化させた」と指摘された。「未知の感染症」への国民の不安は内閣支持率にも影を落とし、政府・与党は危機感を強めている。

「批判が広がっている」のは、当然でしょう。

政府は当初、発熱症状や中国・武漢市への渡航歴、武漢滞在者との接触がある人らをウイルス検査の対象にしていた。ところが2月に入り、感染経路の分からない感染例が続出。首相側近は「1月時点で中国人全ての入国を止めるしかなかったが、もう遅い」と頭を抱えた。
(同上)

「1月時点で中国人全ての入国を止めるしかなかったが、もう遅い」。この言葉、とても大切です。覚えておいてください。ところで、日本政府は、なぜ中国人全ての入国を止めることができなかったのでしょうか?

政府関係者によると、習近平国家主席の国賓来日を控えて中国側から「大ごとにしないでほしい」と要請があったといい、これも後手に回った要因だとみられる。
(同上)

前々から書いていましたが、結局日本政府は、「中国のために」入国禁止措置をしなかった。つまり、

  • 「中国政府のご機嫌」>>>>>>「日本国民の命」

である。安倍内閣の優先順位が「中国のご機嫌」>「日本国民の命」というのは、とても深刻な事態です(もちろん、「こんな大ごとになるとは思わなかった」のでしょうが)。

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