中国に屈せず。安倍首相が見習うべきプーチンの新型肺炎への対応

 

これからどうすべきなのか?

きっと、皆さんも怒っておられることでしょう。しかし、過去のことをあれこれいっても仕方ありません。これからどうすべきなのでしょうか?参考になるのは、プーチン・ロシアの措置です。

中国人の入国禁止へ 新型肺炎対策でロシア

2/19(水)15:31配信

 

【モスクワ時事】ロシア政府は18日、中国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国人のロシアへの入国を20日から当面禁止することを決めた。ミシュスチン首相が政令に署名した。入国が禁止されるのは就労、就学、観光目的の中国人。19日から入国申請の受理も中止する。

これですね。皆さん、思い出してください。首相側近の言葉を

「1月時点で中国人全ての入国を止めるしかなかったが、もう遅い」

確かに「遅い」です。しかし、「もう遅い」ではありません。中国から、毎日毎日感染者がどんどん入ってきていることが根本問題なのです。彼らは無意識に、日本国内の感染者を増やしていきます。だから、この流れをカットすることが最優先課題でしょう。ちなみにロシア政府がこの措置を決定したのは2月18日です。だから、日本政府も、今からでもやるべきなのです。

私はプーチンを全然尊敬していませんが、今回の件では実に立派な対応をしています。その結果。

ロシアは中国との国境検問所を封鎖し、中ロ間の旅客列車の運行を停止するなどの対策を取ってきたが、一層の厳格化に踏み切った。ロシア国内でこれまでに確認された感染者は2人で、いずれも中国籍。
(同上)

毎日毎日感染者が増加している日本とはずいぶん違うでしょう。プーチンは独裁者ですが、少なくとも、以下のことを知っています。

  • ロシア国民の命>>>中国のご機嫌

ロシアにとって中国は、「事実上の同盟国」であり、関係は非常に良好です。しかし、国民の命を守るために必要な措置をとる。一方、我が国の安倍総理はどうでしょうか?これまで、

  • 中国への忖度
  • 中国観光客の金めあて

で、国民の命を危険にさらしてしまったことは、誰も否定できない事実です。しかし、過去のことは過去のこととして、日本国民の命を守るために、必要な措置をすぐに講じてほしいと思います。

  1. 中国全土からの渡航を禁止する
  2. 中国への渡航を禁止する

この二つが全部ではありませんが、これをやらないことには、(感染者がドンドン入ってくるので)他の対策は、ほとんど意味のないものになってしまいます。

今回の話、「そのとおりだ」と思われた方。是非、総理官邸にメールをお送りください。「東京五輪を無事開催するためにも、中国全土からの渡航、中国全土への渡航を禁止してください」と。デモより、効果は大きいそうです。

ご意見募集(首相官邸に対するご意見・ご感想)

image by: 首相官邸

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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