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ゴルフレッスン歴35年のプロ伝授、実力が分かるスコアカード記入法

約4カ月遅れで女子ゴルフの今季国内ツアー開幕戦が行われるなど、ようやくゴルフを楽しめるようになってきました。屋外の緑あふれる広大なコースを回るのはとても気持ちが良いものです。久々にゴルフを楽しむ方も多いと思いますが、そんな人たちに読んでほしいのがメルマガ『尾林弘太郎のロジカルゴルフ(R)~実践スコアアップ進学塾』。レッスンキャリア35年、常に現実的&実践的指導を行う尾林弘太郎さんが、スコア向上のアドバイスをわかりやすく解説してくれます。

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テーマ「スコア分析の習慣をしながら練習課題を探す」

ゴルフのスコアアップを目指す時に考えてほしい事柄があります。それは…プレイ内容になります。

現在、平均スコアが「100」のゴルファー、「90」のゴルファーなど、それぞれのレベルにいる事を理解する必要があります。また、同じ「90」でもゴルファーによってプレイスタイルが異なる事を理解してください。

例えば、「90」の中に「平均4ペナルティー」が含まれているゴルファー!
ショットは良いのに「パット数が多い」ゴルファーなど100人いればタイプは100通りです。しっかりと自分のプレイと向き合い、冷静に分析する技術を身に付け、そこから効率的な「練習課題」を探す習慣を身に付ける事がレベルアップの近道を可能にします。

自分の実力を知る

いきなりですが、これから紹介するデータを確認してほしいと思います。これは私が昨年、生徒さんのラウンドレッスン同行プレイでの10ラウンド毎のスコア集計になります。

●2019年6/30~8/10(10ラウンド)平均

スコア 75.1打 ペナルティー 0 アプローチ&ガードバンカー 9.1打
パット30.3打 ショット 35.7打 バーディー数 1.7個
ガードバンカー1.2ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率33%
パーオン9.8ホール ボギーオン7.7ホール

●8/20~11/14(10ラウンド)平均

スコア 76.3打 ペナルティー 0.2打 アプローチ&ガードバンカー 8.9打
パット31.2打 ショット 36.1打 バーディー数 1.6個
ガードバンカー1.0ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率40%
パーオン9.8ホール ボギーオン7.6ホール
11/17~2/10(10ラウンド)平均
スコア 77.3打 ペナルティー 0.5打 アプローチ&ガードバンカー 10.5打
パット30.3打 ショット 36.5打 バーディー数 1.2個
ガードバンカー0.5ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率40%
パーオン8.7ホール ボギーオン7.9ホール

●2/23~4/4(10ラウンド)平均

スコア 78.3打 ペナルティー 0.3打 アプローチ&ガードバンカー 10.1打
パット31.9打 ショット 36.0打 バーディー数 1.1個
ガードバンカー1.6ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率31%
パーオン8.6ホール ボギーオン8.6ホール
4/12~5/29(10ラウンド)平均
スコア 76.2打 ペナルティー 0 アプローチ&ガードバンカー 10.8打
パット29.4打 ショット 35.6打 バーディー数 1.6個
ガードバンカー1.2ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率25%
パーオン8.2ホール ボギーオン9.1ホール

私がプレイする 6300ヤード~6600ヤードの距離&ティー でプレイデータなので 生徒さんがプレイするティーに近い距離なので参考になると思います。私の飛距離も紹介したいと思います。15年前に「右肩不全断裂」という怪我もあり、もともと飛ばない私が更に飛ばないゴルファーになりました。

ドライバーキャリー210ヤード
7番アイアンキャリー145ヤード
PWキャリー105ヤード

になります。この 飛距離でも、70台のプレイは十分可能 だという現実を生徒さんに、意識しながらレッスン活動を行っていますので、 私のプレイを参考にしてほしいと思います。

このスコアデータ&私の現実的飛距離を確認して、どのように感じたでしょうか?ゴルフは自分の限界を探す旅だと私は思います。プレイを続けられる健康状態を作りながら常に希望を持って、楽しく練習してほしいと思います。

現在の生徒さんは私より 距離が出る人ばかり ですがゴルフ最大の楽しみは 「18ホールのスコア」 だと感じます。もちろん飛距離も楽しみの一つですが 「スコアの為の飛距離」 という考え方をしっかりと持っていただき練習してほしいと思います。

●HDCP(ハンディキャプ)を理解する

先程のデータ公開から私の平均は76~77くらいではHDCPにするとどのくらいになるのでしょうか?

「76-72=4」だらか・・・・・HDCP4かな?

残念ながら違います。私がHDCPを取得したら「0?プラス1」くらいだと思います。世間的ゴルファーが感じるHDCPは現実とかなり異なりますので簡単に解説させて、いただきます。

HDCPの算出方法を紹介させていただきます。20枚の提出スコアカードから良くない10枚がカットされます。つまり、 良いスコア10枚が採用されます。更にコースレイトなどが修正されてHDCPが決定されます。すべてのカードを提出しても 良い10枚が査定対象 になります。

※「今日はスコアが良いから提出しよう」 規則でカード提出していると、その中で良いスコアだけが査定されます。 (実力以上のよいHDCPが届きます)

現在は競技のスコアを重要査定にしているコースが多くなってきていますので良いことだと感じます。

昨年、ロジカルゴルフに「HDCP5」の生徒さんが入会しました。調査票には「平均82」 と記入してくれました。

82-5=77

HDCP5は「グロス77」が平均ではない ことを、しっかりと理解している素晴らしい生徒さんです。HDCPからそのゴルファーの平均を知る簡単な方法は 「ネットスコア77」。「ネット72」ではない ことを理解してほしいと思います。

ツアープロのHDCPは+4くらいと聞いたことがあります。平均72~73+4ですからネット76~77!ピタリです。

※ネットスコアとは「グロス(総打数)-HDCP」のスコアになります。

ホームコースを持っている読者の皆さんへ

「今日はスコアに、こだわったラウンドをしよう」 と決めたラウンドはすべてのスコアカードを提出するように心がけてほしいと思います。スタート前に練習的ラウンドを決めている時は練習ですから課題集中で!)

そうでないと自分の 「真の実力」 を理解できませんので!
平均100ならHDCP 23くらい?
平均90ならばHDCP 13くらい?だと理解してほしいと思います。

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自分のスコアをデータ化する簡単記録法

読者の皆様へ…
自分の「プレイデータ」を知りたいと思いませんか?実は簡単なスコア記入法で上記以外にも、たくさんの分析データを知る事が可能になります。

ロジカルゴルフではラウンド系、リアルレッスンでは生徒さんが皆、実践していますので、次のラウンドから採用してほしいと思います。

「ロジカルゴルフスコア記入法」を紹介します。

1枚のスコアカードは自分だけのスコアを記入します。
※4人分の枠を1人で活用します。

項目1 合計スコア

項目2~4の合計
バーディーには○ イーグルは◎をつける

項目2 ペナルティー数(実際には打っていないストローク)

OB&ロストボール 打ち直しの場合は1ペナでショット数が増える
前進4打の場合は2ペナでカウントする
ウォーターハザード 1ペナ  アンプレアブル 1ペナ

項目3 AB(アプローチ数&Gバンカー数)

各プレイヤーによる「必要感覚距離」を決める。(SWフルショットのマイナス10ヤードを基準)

※尾林のショートゲーム基準距離感は60ヤード以内!を参考に!

Aフルショットではないロングアプローチからカウント
Bミドルアプローチ&チップショット(グリーン周り)
Cガードバンカー
Dグリーン外からのパター

A~Dの合計(林からの脱出はショット数になります)

※グリーン外からパターを使った時はパット数には入れない(アプローチになる)
※ガードバンカーに入った時は「ABスコアに○を付ける」(バンカーに入った事が明確になる)
※ABスコアの 右下にパット数 を記入する

項目4 ショット数(合計-ペナ-ショートゲーム)

通常のショット(ティーショットを含む)
トラブルからの脱出(林からなど)
フェアウェイバンカーからのショット
10ラウンドくらいのデータが集まると自分プレイ傾向が明確になります。

このデータをどのように活用するかがレベルアップに条件になります。合計スコアをショット&SG(AB+パット)&ペナで分類することからロジカルゴルフ「3分割記録法」と呼び10年以上レッスンで活用しています。

3分割スコア記入法動画解説

記入技術

最初は慣れないので少し難しく感じると思いますが一度理解していただければそれほど大変ではありません。

1. ホールアウトしたら通常のように「合計スコア」を記入します。
2. ABの右下にパット数を記入します。
3. グリーンに乗せたABをカウントします。
4. ペナを記入します。
5. 合計から(1~4)を引いたのがショット数になります

この順番を習慣にしてもらえばすぐに記入できるようになりますので参考にしてみてください。

スコアカードを集計する

帰宅後の楽しみにしている生徒さんも多い スコアカード集計をお伝えします。

記入したスコアカードの各項目を合計します。
合計 ペナ AB パット ショットの5項目になります。
このカードから多くのデータを算出することが可能になります。

パーオン&ボギーオンを算出する

各ホールの記入欄から 「合計-パット数」 の計算を行ってください。
例えばPAR4のホールで 「合計5-パット3」 =「2」になります。
この計算式で「パーオン」を算出可能になります。

この計算式から…
PAR3=1  PAR4=2  PAR5=3
ならばパーオンになります。

計算式 「合計-パット数=PAR-2」 がPARオンになります。
同じ計算で 「合計-パット数=PAR-1」 になればボギーオンになります。
PAR3=2  PAR4=3 PAR5=4 で「ボギーオン」になります。
「パーオンはホールナンバーに〇」「ボギーオンはホールナンバーに☆」をつけます。
これで「カード集計」の作業は終了になります。

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集計スコアの分析

上記の記入法で合計した各項目に注目してください。
合計スコア=ペナスコア+ABスコア+パットスコア+ショットスコアになります。
つまりこの記入法は 合計スコアを項目別に仕分けしている 事になります。
皆さんの目標スコアに対して基準になる数字を確認してください。

75目標=ペナ0+AB 12+パット28+ショット34
そしてパーオン数=10ホール ボギーオン数=7ホール

80目標=ペナ0+AB 14+パット28+ショット34
そしてパーオン数=7ホール ボギーオン数=9ホール

85目標=ペナ1+AB 14+パット32+ショット38
そしてパーオン数=5ホール ボギーオン数=9ホール

90目標=ペナ2+AB 16+パット34+ショット40
そしてパーオン数=2ホール ボギーオン数=9ホール

95目標=ペナ2+AB 16+パット36+ショット41
そしてパーオン数=1ホール ボギーオン数=9ホール

100目標=ペナ2+AB 18+パット38+ショット43
そしてパーオン数=0 ボギーオン数=8ホール

105目標=ペナ3+AB 20+パット39+ショット46
そしてパーオン数=0 ボギーオン数=6ホール

皆さんの平均スコア目標の項目値を確認してみてください。現実には、この数字はプラスマイナスします。生徒さんに多いパターンは圧倒的に 「AB」スコアが多い ことをレッスン歴で確認しています。

AB項目に絞った分析

今回はアプローチとバンカーの簡単な分析をお伝えします。スコアカードの毎ホールを確認していただき、 AB項目に〇がついているホール を探します。ガードバンカーに入れたホールの ABスコアが2打以上 ついている場合、 1回でバンカーから脱出できていない可能性があります。

また、18ホールで何ホールバンカーに入っているでしょうか?私は1Rで0.5~1.2が平均になります。生徒さんにとってバンカーは鬼門です。入れない戦略が大切になります。

バンカーに入れない2種類の作戦

次にアプローチの分析を行いましょう。

ガードバンカーに入れてないホールで ABスコアが2打以上 のホールはありますか?もし1打しかなければ、素晴らしいプレイだと確信しますが、ほとんどのゴルファーは 2打以上のカウントホールが数ホール存在すると思います。

これはアプローチ領域から グリーンに1オンしていない 事になります。メタボリックスコア(無駄なスコア)はABに多く含まれている事が多くのゴルファーの重要課題だと断言します。

メタボリックスコア解説動画

89を目指すには毎ホールの ABスコアを(1打) で決める事が重要課題になります。

90以上平均のゴルファー特長を紹介します。

アプローチ1オンを感情的に行えるか?ピンに寄せたい感情で AB 1オンをクリアできない 為にメタボリックスコアが増える事を感じます。

まずはグリーンに乗せる技術をクリアしてください。ピンに寄せる感情はその後になります。そして37パット以上のパット数ならば、まずは(36)のレベルにする必要があります。

創刊号で紹介した自宅パット練習が効果大です。コースでプレイしている時に、この言葉を心の中で唱えてください。それは 「1パットの前に2パットキープ」!ショートパットでも同じです。(ショートパットだから3パットしない保証はないです)

3パットになる多いパターンは?

ロングパットの距離感ミス(ショート&オーバー)

ショートパットの精度(決めたラインからミス)

※「自宅練習」で相当レベルアップ可能です。

短いパットを入れたい感情で強くヒットする(感情管理)

ではパット数のメタボリックを減らすには?

A 2パットを1パットにする
B 3パットを2パットにする

A,Bどちらが楽だと思いますか?

答えはBになります。

「1パットの前に3パットを減らす」 です。拙書「ショートゲームの思考術」からも確認ください。

具体的な方法論はこのメルマガで紹介していきます。

「今回は縦距離にこだわる」内容をお伝えします。

ロングパットでの 3パットパターンは「距離感ミス」 が多くの原因になります。自分の打順が来る前にボールとカップの高さを確認してください。(スロープレイ防止のために)

1. ボールの方が高い位置にあれば「下りライン」になります。
2. ボールの方が低い位置にあれば「上りライン」になります。

パットの距離感は数字化する習慣~ 動画解説

ここからが重要になります。言葉から覚えてほしいと思います。

下りは「弱く」…

弱くは抽象的です。言葉を換えますので覚えてください。

下りは「弱く」~「弱く」を「短く」にです。

短くならばどのくらい?と疑問が生じます。そこで実測マイナス1.5mとかを決めます。上りならば逆になります。

上りは「強く」~「強く」を「長く」にです。

特に「上り」はカップを超える長さを打たないとショートしますので感情的に 「オーバー恐怖症」になると、なかなかカップまで打てません。

重いグリーンの上りロングパットは意外と 「ショートで3パット」 が多いはずです。今回の「スコア記録法」が習慣になれば今まで見えなかった 「自分のデータ」 が傾向としてはっきり見えてきます。

自分の傾向や平均値が見えてきたら対策に入れます。自分の課題が明確でない時に停滞ゴルファーはすべてを「100点」にしたいと考えますが、現実論は違いますね。

「今の自分を的確に判断し、重要な課題を探す」 これが上達ゴルファーの現実的レベルアップになります。だから 「自分のプレイ傾向」「自分の平均的数字」 を知る事がとても重要になります。

そして 「AB 1オン」 が可能になると、どのような変化が起こるでしょうか?

カードデータに戻ります。

ロングショットを繋げた場合、明確に変化するのは 「ボギーオン数が増える」 事になります。つまり「ボギーオン」できないゴルファーは 「AB 1オン」ができてないゴルファーという事になります。

ボギーオンを習慣にする事の延長が 「寄せワン」レベルが高くなる ことに、つながります。停滞ゴルファーは 「AB 1オン」できてない事を知らないで、ピンに寄せたい感情論に走ります。

逆に言えば 「ピンに寄せたい感情」を消せないから「AB 2以上」になる!ここをしっかりと理解してください。(感情管理がとても重要)

89を目指す重要項目は 「ボギーオン」「AB 1」「パット36/18ホール」 が鍵になる事をしっかりとお伝えしたいと思います。

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状況判断を意識する

「状況判断の達人が上級ゴルファー」
私はこの格言を絶対法則と感じます。そして状況判断が楽しく思えてきたら上達ゴルファー登竜門をくぐっていると確信します。なので…すばり、状況判断レベルアップをお願いします。

ゴルフは 「狙った地点には打てない!」 この考え方があれば「状況判断」に興味を持ちます。状況判断とは何の為に行うのでしょうか?停滞ゴルファーは 「狙ったところに打てるスーパースウィング」がすべて!だから状況判断は関係ない!

A「上達ゴルファーは状況と共存できる技術を目指す」
B「上達ゴルファーは状況に対応できる作戦を組み立てる」

Aの共存とは、どんな意味なのかを解説しますね。これは自然に逆らわないという事になります。

ロングショットでの状況判断の順番になります。

1. ライ判断
2. 風判断
3. 危険地帯判断

1.「ライ」判断は傾斜&芝の長さ(ラフなど)&ボールの浮き沈み

ライは使用クラブを限定する重要な判断になります。残り距離ではなく ライから使用クラブを判断する技術を意識してください。使いたいクラブを選択した結果、 使えないクラブを選んでいる事が多々あります。

2.「風」は右からか?左からか?フォローか?アゲンストか?強いか?弱いか?

風は打ったボールの飛び方を変化させます。アゲンストは距離が出なくなりランが減ります。フォローでのショートアイアンではキャリーが伸びてランがでます。右からの風でボールは左に流される。左からなら右に流されます。

3.「危険地帯」は(1)&(2)を含めて「レイアウト上」「自分の技術」を総合的に判断する必要があります。

デジタル的に表現すると 「奥or手前」「右or左」の組み合わせ を決めます。上達ゴルファーがPAR4のティーショットで3Wを使ったりUTを使ったりする理由がここにあります。また危険地帯は 各ゴルファーによって変化する 事も理解してください。1打毎に状況を確認します。 (スロープレイにならないように注意してください)

そして(B)の状況に対応する作戦を作る技術に繋がるわけです。

実際のプレイ状況で解説します。

例えば左下がりのライからの1打!

「低いボールになる!」とか「ランが増える」「止まらない」 とか…つまり、打ちたいボールではなく 「打てるボール」 を考えます。

そしてオーバー注意ならば 「短いクラブを使う」とか「バックスウィングを小さく」とか「スピードをゆっくり振る」などが作戦になります。

逆に左上がりのライからのアプローチならば、 使用クラブよりも高いボールになりランが少なくなります。作戦として長いクラブを使うとか、ピンまで10ヤードですが15ヤードのつもりでスウィングするなどが作戦になります。

ゴルフの技術は状況に対応する事が重要になりますので、このメルマガで紹介したいと思います。状況判断からプレイ戦略を作る事が超技術である事 を理解していただいたと思います。

ロジカルゴルフのリアルコースレッスンは 状況判断と作戦をパッケージ で進める内容がとても多いことを感じています。コースでプレイするときに 「状況判断」から「作戦」 を意識してください。すぐにはレベルアップを感じなくても 必ずブレイクポイントがやってきます。読者の皆さんが状況判断の楽しさを理解することを信じています。

コース戦略のスタートは?

状況判断から作戦を作る時に 感情管理はパック になります。100点ではなく 最初は60点クリア感覚!

※上級ゴルファーでも朝一ショットなどは、この感覚でスウィングします。

最低の結果設定クリア で大事故を防ぎながらプレイする技術になります。コース戦略に欠かせないペナルティーに関しての解説になります。

スコアカードに戻りましょう。

ペナ数字は打たないで加算されるスコアです。打たないのに増えるスコアって超メタボリックだと思いませんか?

男性のロングヒッターはOB 女性&男性問わず超苦手は「池越えの1打」で池…コース戦略は 「ペナゾーン」を避ける(逃げる)事がスタート になります。停滞ゴルファーの 「上手く打てなかったからOB」 ではレベルアップしません。

「上手く打てなくてもOBではない」「上手く打てなくても池ではない」もちろん技術的な課題はありますが、まずは 「作戦&感情管理です」!

ピンではなくグリーン、グリーンではなくグリーン周り、グリーン周りではなく広いエリアなど謙虚な結果設定からクリアする習慣を高めてください。技術レベルが高くなれば60点が70点に変化します。

良いスコアを出したいゴルフではなく!悪いスコアを減らすことがゴルフだと理解してください。コース戦略の格言を唱えながらコースプレイを楽しんでください。

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image by : shutterstock

尾林弘太郎この著者の記事一覧

1962年東京出身、16歳の時にマスターズをテレビ観戦しゴルフの魅力にはまる。22歳からレッスンを始め、延べ30,000人以上の生徒さんに指導。初心者からアベレージゴルファー、トップアマ、ジュニア、プロすべてのカテゴリーを指導する中で導き出した法則をまとめた「ロジカルゴルフ」の提唱者。現在も日々レッスンキャリアを積み、生徒さんのレベルアップに協力できるように修行中。2012年から日本経済新聞出版社(日経プレミアムシリーズ)より、『ロジカルゴルフ』シリーズ4冊を出版。ゴルフメディア「書斎のゴルフ」には多くの取材記事を寄稿している。

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【著者】 尾林弘太郎 【月額】 ¥1,100/月(税込) 【発行周期】 毎月 26日 発行予定

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