大学進学のため高校生の時に選択を迫られることが多い、「文系」と「理系」。世の中的には文系より理系の方が賢いイメージもありますが、「理系のほうが生きづらいかもしれない」と嘆くのは、無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生。ゆうき先生は、最近「夢を叶える系の本」をウッカリ読んでしまい、あらためてそれを痛感したと言います。どういうことなのでしょうか?
理系は生きづらいという話
こんにちは。ゆうきゆうです。
最近も変わらず本をよく読んでいまして。その中で「夢を叶えるための本」みたいなものがありました。まぁ、こういう場合、たいてい「行動が大切!」「前向きに願い続けよう!」みたいな感じで安心して読めるのですが、そんな中に、予想外にこんな記述がありました。
夢を叶えるためには、D=E+H-(Bの2乗)
何だろう、これは。突然に出てきた複雑な計算式に、少し頭が混乱します。
あれこれ、数学とか物理とか、なんか理系的な本だったっけ?
そう思いますが、とにかく読み進めてみます。するとこんな風に解説がありました。
Dはドリーム。
なぜ夢を、いちいち英語にして、さらに頭文字にしようと思ったのか。普通に「夢」って書けばいいのではないだろうか。
そう思いつつ、さらに続きが気になります。すると、こうありました。
Eはエネルギー。
いや、まぁ。うん。まぁ、間違ってるわけではない。
でも何か、この時点ですごい浅いことしか言ってないけども大丈夫かと。
夢を叶えるためにはエネルギーが必要だよ、くらいな意味にしかなってないぞと。そりゃそうだろう、と。さらに続きます。
HはHOW。方法です。
おい本当に大丈夫か。そもそも計算式にしてますけど、方法って数値化できるのか。巧みさを数値化してるとしたら、結構あいまいではないのか。何よりエネルギーと、ヨコ並びで足せるものなのか。
・20円+4kg
みたいなムチャな計算になってないか。
何にせよ、とりあえず、
夢を叶えるためには、D=E+H-(Bの2乗)
という式の前半部分は、「夢を叶えるためには、エネルギーと方法が大事」みたいな意味に取れます。
本当にこれ、一言そう日本語で書いた方が早いんじゃないか。式にする意味あったのか。
そう思いつつも、最後の(Bの2乗)が気になります。果たしてこれは何なのか?