NYの日本人社長が社員たちのリモートワークをまだまだ続ける理由

 

先週、アメリカ国民みんな知ってる、コメディー女優のレナ・ダナムがコロナ感染後、「私のCOVIDストーリー」として、初めてSNSで自身の症状を投稿したことが話題になりました。彼女が感染したのは3月。その後も、トム・ハンクスや、メル・ギブソン、オルガ・キュリレンコなど多くのハリウッド著名人が感染したのですが、僕の記憶が正しければ、最初に感染したハリウッドの有名人はトム・ハンクスでしたが、実質的には彼女の方が早かったそうです。

内容は「みんながマスクなしでパーティーをしているので伝えます。コロナウイルスは人を殺します。そして予想以上に身体と生活を変えていきます。私の体は私に反乱を起こしました。神経が焼け、手足が痺れました。味覚、匂いがなくなりました。眠れなく、起きれませんでした。コップ一杯の水を飲むなどの単純作業の後に、呼吸ができませんでした。ランダムな赤い発疹。眉間にズキズキくる激痛。これが21日間続きました」

僕なりの解釈ですが「コロナウイルスの致死率が何%とか、年齢によって変わるとか、いろいろ言われているけれど、感染したら、そんな悠長なこと言ってられないよ」ということです。データとパーセンテージにより、行政が今後の対策を考えるのは非常に重要ですが、個人がその数字に乗っかり、自分が感染しない、しても死なない、と安心するのはどうかと思います。あまりセンスのいい考え方ではない。

どっちにしろ、めちゃくちゃ苦しいようです。場合によっては死ぬし、死ななくても、死ぬほど苦しいそうです。パーセンテージで安心するより、もし感染したらと想像して、ちゃんとビビること。アンチステイホーム派には申し訳ないけれど、「世界最大のクラスター」が少しずつ解消されてきた街に住む、僕の本音です。

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全米発刊邦字紙「NEWYORK BIZ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ1000人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる。初の著書『武器は走りながら拾え!』が2019年11月11日に発売。

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