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ママになった東大タレントが感動。生後1か月の我が子の遊びや学びとは

東大タレントとしてメディアで活躍した木村美紀さんは、今年ママになり子育てに奮闘中です。前回、「母になって驚いた、子育てにまつわる17の不思議」で、生後0か月の赤ちゃんの行動から発見したことを伝えた木村さん。今回のメルマガ『木村美紀が明かす家庭教育の秘策』では、「いない、いない、ばあ!」「鼻息バトル」など、生後1か月の我が子が喜ぶポイントを発見することや、「外の空気」「雨の音」など、新たな刺激を楽しんでいることへの感動を伝えています。

我が子は生後1か月でどんな遊びをしたか?

今回は、生後1か月の赤ちゃんとどのように過ごしていたか、20個ピックアップしてみましたので、1つ1つご紹介していきましょう。

(1)お散歩デビュー

生後0か月の赤ちゃんは、大人に比べて、まだ体温調節もうまくできず、外出はせずに、家で過ごすことが一般的なので、我が子も0か月のうちはずっと家で室温を一定にして過ごしていました。生後1か月たってから、1か月健診が無事に終わって、特に問題がないということだったので、外出許可がおりて、ついに外出できるようになりました。

退院してからずっと家で過ごしていた赤ちゃんにとっては、家の外に出るというのは、一気に世界が広がる、なんと大きな出来事でしょう。我が子は、生後1か月に入って、お散歩デビューしました。生まれて初めてのお散歩は、徒歩でベビーカーを押しながら、人が混んでいない広い公園へ出かけました。

空やいろんな景色を見せてあげたかったのですが、初めての公園のお散歩中は、ベビーカーの上でぐっすり寝ていました。外の空気が気持ちよかったのかもしれません。起きたとき、外の世界を見てどんな反応をするか楽しみだったのですが、ベビーカーのカバーを開けながら移動している時は、泣かずにおとなしく空を見上げていました。

あお向けでベビーカーにのっていると、空、木々、高い建物などが次々と目に入ることでしょう。外の景色が新鮮で興味を示しているのか、不思議そうな表情をして、きょとんとしていた顔が印象的でした。お腹の中から出てきて、これから生きていくこの世界を知り、さらに外出できるようになって、外の世界を知り、どんどん世界が広がって、世界が色鮮やかに輝いていくのは、素晴らしいことですね。

(2)ベビーカーをユラユラ揺らす

ベビーカーにのっている時は、落ち着いていることが多く、ベビーカーの振動がほどよくて心地いいのかもしれないですね。公園のような広場を通ったとき、子連れの親子たちがいるのが遠くから見えて、ベビーカーを前後に揺らしながら子どもをあやしていた親御さんがいました。私も同じように、ベビーカーを揺らしてみたら、ごきげんそうにしていて、ユラユラしているのがきっと気持ちよいのだろうと思いました。泣き出しそうなときも、ベビーカーを前後にユラユラ揺らすと泣きやみます。

ベビーベッドから移動してベビーカーにのせた時に泣き出しても、赤ちゃんは外に出たらすっと泣き止んで、外出中は揺れるベビーカーの上でおとなしく眠そうにしていたこともありました。ベビーカーを前後にユラユラ揺らすと気持ちよさそうでごきげんなので、移動せずに待っている間など、その場から動かないときは、ベビーカーを揺らすのが習慣になってきました。

ベビーカーを揺らす動きが私の体に身についてしまったので、スーパーで、お買い物カゴだけが入ったカートを使っているときも、無意識のうちに自然と手で動いてカートを揺らしていたこともありました。赤ちゃんはカートにのっていないのに、気付いたらカートをユラユラ笑。はたからみたら、お買い物カゴがのったカートを前後にユラユラしている姿は、謎の行動にうつるかもしれません笑。

(3)家のバルコニーで外気浴する

お散歩に行けない日は、家のバルコニーに出て、自然光を浴びるようにしています。赤ちゃんと一緒に家のバルコニーへ出るのですが、まぶしそうな顔をしてすぐに寝てしまうことがよくありました。

バルコニーに出た直後は、明るさに慣れずに目を細めることが多く、外の明るい光の方に顔を向けて、まぶしそうにしていたことが最初のうちはよくありました。だんだん外に慣れてくると、まぶしそうにしながらも、だんだん目をぱっちり開けて、風がふいて気持ちよさそうにして、心地よくなったようで静かになり、おとなしく空を見上げていました。

そのうち10分位したら寝て、そのまま最後まで寝続けることが多かったです。大人でも、バルコニーへ出たら、風が顔にあたって気持ちよくて、ひなたぼっこしているうちに眠くなることがありますよね。赤ちゃんにとっても、そんな感じなのでしょうか。バルコニーに出て、私が童謡や自分の好きな歌を優しく歌いながら、ユラユラ揺らして抱っこしていると、寝ることがよくあります。

外の景色は何が見えるか英語で紹介して話しかけているときも、10分位たつと寝ることがよくあります。英語でずっと話しかけていたら、いつの間にか寝ることもあれば、何を言われているのか分からないからか、泣き出すこともあって、その場合は、部屋に戻ってあやしました。

(4)雨の音を聞かせる

バルコニーへ出ると、新しい景色や音に興味を示し、おとなしくなって全く動かずにじっと景色を眺めていることがよくあります。見える建物や木々などの自然に興味を示していたのかもしれません。バルコニーへ出た時には、外の世界のいろんな音が聞こえます。車の走る音、風の音、雨の音。

生まれて初めての雨を経験した日には、雨の音をじっと聞いているようで、ザーザーという雨の音に反応を示していたように見えました。外の世界では、空から水がふってくることがあるなんて、赤ちゃんはまだ知りません。水がたえず空から降りそそぐ様子は、赤ちゃんにとっては不思議なことでしょう。

私が赤ちゃんの時も、雨が降っているのをじっと見つめていた、と私の親が言っていました。赤ちゃんは、雨を見て、雨の音を聞いて、何を感じ取っているのでしょうか。こうして世界を少しずつ知っていくことも大事な成長の一つですね。

(5)母子のおなか同士をくっつける

抱っこにもいろんなやり方がありますが、我が子の場合、私と赤ちゃんのおなかどうしをくっつけて対面で抱っこすると、ごきげんになって泣かなくなることが多かったです。お互いの顔が近くで見られるので安心するのでしょうか。肌の接触面積が大きくて温かくて安心するのでしょうか。近くにいると感じると、心が落ち着くみたいです。

(6)おむつ替えのとき「大好き」「ありがとう」を伝える

家で使っていたムーニーのおむつは、はかせる前は黄色の線が入っているのですが、おむつをはかせてから水分で黄色が青色に変わると、おむつ替えのタイミングのサインです。たっぷり水分を吸ったおむつからは、なんと、「だいすき」「ありがとう」の文字が青く浮き出てきて、初めてその文字を見たときに感激しました。

まるで赤ちゃんの気持ちを代弁してくれているようで嬉しいし、「今日は文字が出てくるかな?」とおむつ替えが楽しみになりました。初めて「だいすき」の青い文字に気付いたときは、ぱっと心が晴れるような気持ちになって、「これを考えついた人はすごいなぁ」と感心しました。

おむつに「だいすき」「ありがとう」の青い文字が出てきたら、「こちらこそありがとう」「大好きだよ」と私も赤ちゃんに伝えるようにしていました。1日に何度もおとずれる、おむつ替えの時間も、こうして親子でコミュニケーションがとれて、温かい気持ちになれる大切な時間です。

(7)大人と一緒に大きな浴槽につかる

生後0か月の新生児の頃は、赤ちゃん用の小さなベビーバスを使っていましたが、1か月健診が無事に終わって、大人用の大きな浴槽に一緒に入っても大丈夫、との診断をいただいたので、生後1か月たってから、お風呂場の浴槽に入れてみました。小さなベビーバスから、大きな浴槽に変わっても、赤ちゃんはこわがらずにお湯につかって、体が温まって気持ちよさそうにしていました。

我が子はお風呂が好きみたいで、泣くこともなく、おとなしく広いお風呂につかってご機嫌だったので、安心しました。お腹の中にいたときに羊水に包まれていたから水の中が安心するのか、水というものが好きなのか、お湯の中にいるおふろタイムは、わりといつもごきげんです。

(8)顔を隠してから変顔を見せる

赤ちゃんに向けてよくやる「いない、いない、ばあ!」ですが、これまで私が「いない、いない~ばあっ!」と声を出して、顔を隠した手を開けて試みてみても、赤ちゃんは真顔のままでいることがよくありました。

そこで、「いない、いない~ばあっ!」と言いながら、顔を隠した手を開けて変顔をしてみたら、我が子は少し嬉しそうにしました。私が変顔をしてオーバーリアクションをすると、赤ちゃんの反応が大きくなることが分かりました。予想をしない行動を大人がすると刺激となって、赤ちゃんは喜ぶようなので、おおげさにやった方がよいと学びました。

(9)ブランケットキックゲーム

生後1か月の我が子にとってブームだったのが、体にかかったブランケットをキックして徐々にはがしていき、最終的にはブランケットを足の下へ追いやるという遊びでした。これを私は、ブランケットキックゲームと名付けました。

あお向けで起きている時に赤ちゃんにブランケットをかけても、足をバタバタ動かして強く蹴って、ブランケットを足下までずらすのが大好きでした。何度おなかにブランケットをかけても、気付いたらおなかの上からなくなっているので、びっくり!

赤ちゃんは動きたくてもまだ歩けないので、手足を動かすのが嬉しいのか、足を活発に動かしてブランケットを動かせるのが楽しいのか、ブランケットキックゲームが大のお気に入りでした。生後1か月なので、できる足の動きは限られていて、あお向けになってM字に曲げた足を下にのばして蹴る動きがメイン。この時期ならではの足の動きを活用した遊びでした。

音楽を流しながら、ブランケットをおなかの上にポンとおくと、楽しそうにリズミカルに手足を動かして、ブランケットをどんどん下へ移動させるので、その姿を見るとほっこりした気分になって、成長が嬉しかったです。一生懸命に足を動かしてブランケットをとろうとする姿は、とても健気で、がんばっている姿に勇気をもらいました。

この遊びは誰が教えたわけでもないのに、赤ちゃんが自ら編み出していたので、赤ちゃんの考えることって新鮮でおもしろいなぁと感じました。

(10)鼻息バトル

赤ちゃんが泣く直前に、泣く前触れがあって、フン、フン、フン、と鼻息が荒くなってから泣き始めることがあります。泣く予兆が見られたときに、泣くのを防ぐための遊びが、鼻息バトルです。

赤ちゃんの鼻息が荒くなりかけているときに、大人もマネしてフン、フン、フンと鼻息を荒くして、赤ちゃんよりも強い鼻息を出して、鼻息の荒さを競うと、なぜか赤ちゃんは落ち着くことがありました。

どんな気持ちなのかはよく分かりませんが、「鼻息の強さの勝負、負けた~!もう泣くのあきらめようかな」なんて赤ちゃんが思っていたら…と想像してしまいます。
(『木村美紀が明かす家庭教育の秘策』より一部抜粋)

image by:Shutterstock.com 

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