オカルトではない、他人の悪口が好きな人の人生が狂う2つの理由

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ついつい人の悪口を言ってしまいがちな人、そしてそんなタイプが身近にいるという人、どちらも注意が必要なようです。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では現役弁護士の谷原誠さんが、悪口が言う側、聞く側にもたらす「恐ろしい副作用」を紹介しています。

人の悪口の副作用

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

最近は、コロナの影響で居酒屋に行く機会も少なくなりましたが、居酒屋などに行くと、酒を飲みながら、他人の悪口を言い合っている場面に遭遇することが多いです。ここでの悪口は、「人」に対する悪口です。人から離れた「見解の相違」などについて議論を交わすのとは区別して考えます。

他人の悪口を言うことで、

  • 自分が正しいと感じる
  • その他人より自分の方が優れていると感じる

ということで、自尊心が満足するわけですね。仮に話し相手が同意してくれると、さらに自尊心が満足します。

「ストレス発散になるから、悪口は必ずしも悪いことではない」と言う人もいます。しかし、他人に対する悪口は、恐ろしい副作用があります。その副作用とは、

  1. 自己成長が止まる
  2. 聞いている人にネガティブな波動を与える

ということです。

他人の悪口は、たとえば、「上司が悪い」「妻(夫)が悪い」「友達が悪い」など、他人が悪く、「自分が正しい」という方向で話をし、かつ、自分を正当化するものです。

したがって、自分を改善する必要がなく、自己成長が起こりません。自分を変えることによって周囲との関係を改善しよう、という気持ちが起こりません。もし、自己成長を目指しているならば、これは大変恐ろしいことです。

次に、他人の悪口は、聞いている人にネガティブな波動を与えます。ネガティブな波動を受けると、ネガティブなエネルギーが発生しますので、精神に悪影響を生じさせます。

専門用語としては「情動感染」というものであり、またストレスホルモンであるコルチゾールを増加させる、ということになります。

他人の悪口を聞いてくれる人は、愛情から、あるいは友情から優しく聞いてくれるでしょう。しかし、悪口を言うことによって、親切にそれを聞いてくれる人に対してネガティブな波動を与えてしまっている、ということも考えておく必要があるでしょう。

以上を前提として、どちらを選ぶか、ということですが、私は自己成長を重視していますので、できる限り他人の悪口は言わないようにして生きていきたいと思います。

なぜ、このように悪口が絶えないのか。人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている。
(ゲーテ)

今日は、ここまで。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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