コロナ移住前に動いておきたい。子供の理想の転校先を探す方法

 

でも実は転校の可否は「行ってみないとわからない」という事もあり“これをすれば絶対にうまく行く”とは言えないのですが、ちょっとしたアイデアで回避することができることもありますので、まるよさんには、そこをお話させて頂きました。

まるよさん、メール拝見しました。

 

娘さん、かなりつらい思いをしていたんですね。わざと遅く走る、わざとテストを間違える。「それもМちゃんが怒るから?」と聞いたら、大声を出して泣いた…その場面では私も切なくなりました。

 

それで、今回も又、お引越しをなさるんですね。まるよさんからは「失敗しない転校をしたい」「何かコツはありませんか?」との事でしたが、転校先にどんな子がいるのか、どんな先生なのか、どんなクラスなのか、それらを調べる方法も無いので「これをすれば絶対大丈夫」とは言えないのですが、よくある失敗例から「できるだけ後悔しないように」という意味で、参考になればと思います。

 

転校がきっかけで不登校になってしまった、または、今までの子供の良さが失われてしまった、という事は、少なくありません。でも、そうなりやすい共通点はありそうです。具体的に言うと「転校生を迎えることに慣れていない学校」にはトラブルが多いようです。

 

今回、まるよさんのお子さんが通われた学校は、幼稚園・保育園からの持ち上がりで、みんな顔見知りだったんですよね。このように閉鎖的で、新しく外からくる子供に慣れていない場合、気軽に仲間に入れてあげる事が難しい場合があります。

 

又、幼少期から小さなかたまり(少人数の保育等)で育ってきた子は、その少人数のまま成長していくので、クラス替えがなかったり、新しく参加しようとしても、なじめない子が出てきたりもします。それは決して意地悪で排除するのではなく「照れくさい」とか「恥ずかしい」「どう接していいかわからない」という気持ちもあるのですね。

 

又、先生も転校生に慣れている方であれば、面倒見のいい子に「見てあげて」とか「仲良くしてね」などと、フォローをしてくれたりもしますが、先生が転校生に慣れていないと、そのフォローもしてくれなかったり、気が回らなかったりする場合もあるようです。

 

それで…(多分、前回の転校の時もそうだったと思うのですが)今までは、先にお住まいを決めて、それから小学校の手続きをされたと思うのです。でもそれですと、学校は「選べない」事になってしまいます。(効率の学校は居住地で学区が決められていますから)。ですから、先に小学校の候補をいくつか出して、学校を決めてからお住まいを検討したらどうだろう?と私は思うのです。

 

まず大事なのは学校に集う、子供たちの人数です。これは引っ越しをなさる市や町で、グーグルマップなどで探して頂くといくつかの学校があると思いますので、それぞれの学校のホームページを見て頂くと、どんな学校があるのか、学校のスローガンや、生徒数はどのくらいいるのか?は調べることができます。生徒数が多いところは、習い事やスポーツクラブも多かったり、友達を作りやすい環境づくりができています。もちろん決める前には、学校を下見してもらったら最高だと思うのですが、自治体などに相談をしてみるのもいいかと思います。

 

ただこれは、一つのアイデアなので、これですべて決まるとは申しませんが、何も考えないで全く知らない学校に通うより、ずっと安心で効果的かと私は思いますがどうでしょうか?

確実な事は言えないので、私も自信をもってお伝えすることが出来なかったのですが、まるよさんは、先に学校を調べてくださり、その学校に合わせてお住まいを決め、ご報告を頂きました。娘さんは、転校したその日のうちに友達ができて、その後も、とても友好的に迎えてもらい、すんなりと新しい学校になじめたみたいです。

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