欲しいのは金だけじゃない。社員が力を発揮する組織「3つの特徴」とは

 

今回の組織の場合、「あるべき姿」は「組織が活性化した姿」ということになるでしょう。これだけでは伝わりにくいです。ここは、もう少し具体的に示さなくてはいけません。たとえば、

・組織全体が一体となって活動する組織
・社会から高い評価を受ける組織
・市場に対し、常に革新的な提案の出来る組織

といったように。これでもまだ抽象的ですので、もっと具体的な姿を示す必要があります。その上で、組織のメンバーに協力して活動してもらうように訴えるのです。そのための「シナリオ」をトップは考え、メンバーに理解してもらわなくてはなりません。

もちろん、その「シナリオ」は、各部門各地域から出された「現状の課題と解決計画」の中にもアイデアが含まれています。そのアイデアを活用することで、メンバーに理解される「シナリオ」が出来上がっていくのではないでしょうか。

いかがでしょう。この「コミュニケーション」がうまく取れれば、きっとこの組織の変革は成功すると思います。頑張って欲しいものです。これと同じように、あなたのお店でも3つの要素を実行すれば、良い組織運営が出来るでしょう。

■今日のツボ■
・組織は人の関係性という、見えないものである
・組織に必要なのは「協働意思」「共通目的」「コミュニケーション」
・組織の「あるべき姿」にたどりつくには、「シナリオ」が要る

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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