実はコスパ最強?YouTube広告「5秒ルール」が認知度UPに使えるワケ

 

オンラインサロンの運営方法は大きく分けて2つ。情報かコミュニティか

前回のメルマガでもお話しましたが、僕は「読書オンラインサロン」をやっています。きずな出版とのお付き合いからプラットフォームを使っていますが、主な活動場所はフェイスブックの非公開グループです。そこで月30本近い書評を上げて、それについてコミュニティメンバーがコメントをつけて本についていろいろ話をしています。僕の場合は、そこでの活動というのはコミュニティというよりも、「書評」という情報提供をするところだと考えています。

ダメなオンラインサロンは、自分との付き合いを、サロンを通してマネタイズしようとするけれど、それほど活動もなく、情報提供もなかったら、サロンを利用している人からしたらずっとお金を払わされているだけでたいして価値を感じないということがあります。それで月額3000円とか5000円とかかかっていたら、サービスとして成り立たないでしょうね。

これとは別で、近しい人たちで集まり、毎月1回フットサルをやりましょうとなったとき、フットサルの情報交換、場所取り、運営費などが必要だから、月3000円必要になります。その情報交換の場としてフェイスブックの非公開グループを使おうということになれば、これはグループの活動費として3000円をもらっているわけなのでいいでしょう。

でも、これが僕と何人かが集まりグループ化して「サロンを作ろう」といって作ったとします。そこで主催者が「とりあえず、なんか好きなことをしようか」となったら、参加メンバーとしては「なんでコンテンツもないのにお前に毎月お金をはらわなければいけないんだ」ということになりますよね。

以前も「オンラインサロンで稼ぐのは難しいですよ」と言いましたが、オンラインサロンはよっぽどコンテンツがしっかりしていること、ある程度高が見込めるサービスを売っていこうというのであれば、悪くはないと思います。サロン運営者の知名度が高くて、集客も1000人、2000人入ることが見込めるのであれば、稼げるモデルになるかもしれません。

「基本料金安価×スポット高額」はOK、「基本料金高額×スポット安い」はNG

やり方としては、安価なもので広く集客して、そこにスポットで高額なものを入れる。かつ、2泊3日で参加費50万円というセミナーがある場合、「サロンに入っている人は30万円でいいですよ」となったら、サロンに入っていたほうが得ですよね。そうやって基本プランを安くしておき、スポットで高いものを入れる。これはありです。逆に、基本プランが高額で、そこにスポットとして1000円など安価なプランを上乗せするのはやめた方がいいです。

もしくは、無料にしてしまうというのも手です。取るにしても月額500円から1000円くらいにして広く人を集め、たまに高額なものをのせる。フロント・ミドル・バックといった一般的なマーケティングに近いですよね。これからオンラインサロンを始めようという人は、このやり方で始めたほうがやりやすいと思いますよ。

そのかわり稼げるようになるまでには、フロントができないとミドルができないし、ミドルができないとバックもできませんよね。たとえば、フロントとしてみんなが来やすいように、0円のものをやって、それからミドルで1000円から3000円くらいのものをやって、バックで高額セミナーをやっていく。

無料で広く浅く集め、低価格で中間層、スポットで高額セミナー

先日、ある業界で有名な人がオンラインサロンを立ち上げていましたが、その人はどうやってやったかというと、最初に無料サロンで人を集めて、次に「ここから先は有料プランを立ち上げます。有料プランではこういった情報を出します」といって有料サロンを作ったんです。その有料サロンが月額2000円くらいだったと思います。それで2000人から3000人ほど集めたようですね。

さらにそこからもう1個、スポットとして5000円から1万円の講演会をやっていました。「有料サロンメンバーは、表面価格1万円のところを3000円にしますよ。無料会員の人は5000円、それ以外の人は1万円」というふうに出しているようです。無料下院になれば1万円のチケットが5000円で買えるから、ラッキーと思い、そこから無料サロンメンバーに加わっていくという流れです。

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