オンラインコミュニティとオフラインコミュニティ、メリット・デメリットは?
次に、オンラインコミュニティとリアルコミュニティのメリット・デメリットについてお話します。
【オンラインコミュニティ】主催者側からみたオンラインコミュニティのメリットは、薄く広く人を集められることです。参加者側も、月額課金制であるので入りやいでしょうね。またワンコインや1000円くらいになると入りっぱなしで忘れていたということがあるので、そうするとうっかり課金で稼げるということがあります。デメリットとしては、リアルなコミュニティと比べてつながりが薄いということです。なにか新しいことをやりたい、動こうといったときに、オンラインでつながっているだけだと、正直プロジェクトは立ち上げにくいというのがあるでしょうね。どうしても内容、責任の分担などがあいまいになりやすいですね。そうならないように工夫するのでしょうが。
【オフラインコミュニティ】これに対してオフラインコミュニティ、リアルなコミュニティは、信頼関係が高いことがメリットです。Zoomセミナー1つとっても、リアルセミナーのほうが高額な料金を取れますよね。単価で考えたらリアルなコミュニティのほうが高くなる傾向があります。また、リアルなコミュニティだと、登壇している人の話を聞く以外にも、周りの人と仲良くなれるというのもメリットです。そういう意味では、強いコミュニティを作りやすいですね。
オフラインセミナーは敷居が高い?
オフラインコミュニティのデメリットとしては、知らない人から見たら宗教っぽく見えることがあります。週末たくさんの人が集まっているのが怪しく思われて「ツボを売られるんじゃないか」とかね。実際来てもらえばわかりますが、なにか売ったりしません(笑)。また入会を勧めるようなこともありません。でも、外から見たらそんなことはわからないじゃないですか。じゃあ、どうしたらいいかというと、オンラインのコミュニティを1つ作り、そこで実際のセミナーをやってみる。
僕もオンラインで学べる「うちで学ぼうサロン」というのを作りました。それなんかは「オンラインだから安心して参加ができる」という人もいます。「オンラインでのセミナーに参加してみたら、思ったよりもクオリティが高かった」ということで、リアルなセミナーにも興味を持ってくれたという人がいました。それで敷居がずいぶんと下がると思います。
世界的な講演家のマネは失敗の元。参加者に合わせた内容を
セミナーといったときに、スピリチュアルな世界が好きじゃない日本人は、世界的に有名な講演家であるアンソニーロビンズさんがやるような、音楽をガンガンかけてハイテンションで持っていくみたいなやつをやると、あまりイメージはよくないですよね。昔、オウム真理教のやつをイメージしてしまいますよね。
でもセミナーをやっている人からしたら、爆音で音楽をかけてやるのが好きなんですよ。手っ取り早く盛り上がりますからね。でも、初めての参加者からどう見えるかということは気を付けた方がいいでしょう。
コミュニティにボランティア活動が必要なワケ
あとは、どこまでの規模を考えているかということです。大きくやっていこうと思ったら、ちゃんとホームページを作るとか、いかにオフィシャルな情報を出していくか。うちも、今回コロナがあったのでマスクが足りないと業者さんがいったので、高いけど5000枚買って、一般の人に配るというプロジェクトをやりました。要は、ほかの人から見て印象がいいことをやっておくということも必要です。
コミュニティを大きくしようと思ったら、の話です。変な話、コミュニティを20人、30人くらいだったらそこまで気を使う必要はないと思います。でも、これが100人、200人、300人と増えていくと、気を使わないと、ちょっと危ないですよね。だからそういった意味でもボランティア活動は必要です。(メルマガより一部抜粋)
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