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デキる男ほど赤ちゃんプレイを好む?「夫との夜が苦痛」34歳妻に離婚以外の選択肢は

普段はスマートなエリートサラリーマンや会社経営者、医師などに限って、妻や彼女の前では「夜の顔は別の顔」とばかりに、意外な性的嗜好を持っているとよく耳にすることがあります。今回、メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』の著者で米国公認会計士のフリー・キャピタリスト午堂登紀雄さんのもとに、読者から「夫が赤ちゃんプレイを強要してくる、別れたい」という相談が届きました。結婚するまではおくびにも出さなかった「赤ちゃんプレイ」という性的嗜好を我慢すべきか、別れるべきか。この深刻な夫婦の悩みについて午堂さんはどう回答したのでしょうか?

妻からの質問。夜の生活はレスなのに「赤ちゃんプレイ」を強要してくる夫(46歳)…

読者からのご相談

Q.私は34歳の主婦です。家族は、夫(46歳)と娘ふたり(5歳・3歳)の4人家族です。夫は商社勤務で稼ぎは良く、休日には家事も手伝ってくれて、娘の遊び相手にもなってくれています。

 

しかし、長女が産まれてから夫の性的嗜好が変わってしまったんです。かれこれ5年間もずっと「夜の生活」の時は「赤ちゃんプレイ」を求めてくるようになりました。

 

結婚前の交際期間中も、そして結婚してからの数年も、まったくそんなおかしな行為は望んでこなかったんですが、非常に困っています。

 

夫は年齢的なものもあって、性交の回数はかなり減ってきましたが、代わりに日常にも「赤ちゃんプレイ」を入れてくるようになりました。

 

行為をするつもりはないのに、胸だけをやたら触ってきて、「その気がないならやめて」と伝えても「ボクはいつも本気でちゅ!」などと赤ちゃん言葉で触り続けきます(結局、行為はありません)。

 

娘が目の前にいるときでも「赤ちゃん言葉」になることがあり、もう嫌で嫌で仕方がありません。離婚したいのですが、この「赤ちゃんプレイ」以外には不満がないので、他に何か方法はないかと考えている毎日です。

 

夫には真剣に「嫌です」と伝えたのですが、夫も真剣に赤ちゃんプレイをしたいようで、今は話し合いが平行線で進まない状況です。

 

昨年末、どうにも我慢ができなくなり、お互いの両親を交えて話し合いの場を持ちました。両親を巻き込んだ時点で離婚になるかと思ったのですが、意外にも冷静に議論が交わされて、「これは夫婦間の問題」「いったん落ち着いて、どうしても我慢できないとなったら、改めて娘たちの親権や養育費の問題も含めてふたりで話し合いなさい」ということに落ち着きました。

 

ところがその後、離婚話は保留のまま「コロナ禍」に。私が勤め先(非正規)を契約終了になって、専業主婦になったこともあり、そのままズルズルと現在まで来てしまっています。

 

いまも夫の「赤ちゃんプレイ」は続いていますが、それ以外は頼りになる良い夫だと思っています。こんな夫とは別れた方が良いのでしょうか?

午堂登紀雄さん(米国公認会計士)からのアドバイス

赤ちゃんプレイですか…。まあ、こういう性的嗜好というか好みの問題は説得してもどうしようもないことが多く、実際、相談者様もお互い真剣に話し合ったものの、夫殿のほうが真剣にそういうプレイがしたいということなので、今後この是非について話し合うことはあまり意味がないように思います。

それよりもまず気になるのが、なぜ途中から赤ちゃんプレイがしたくなったのかという点です。

たとえば子どもで弟や妹ができて、お兄ちゃんお姉ちゃんが嫉妬で赤ちゃん返りするというのは聞きますが、よもや長女さんに嫉妬ということでもないでしょう。

image by : shutterstock

なので素直に「どうして赤ちゃんプレイがしたくなったの?」「赤ちゃんプレイをすると、あなたのどういう欲求が満たされるの?」と聞いてみてはいかがでしょうか。

奥底にある要因がわかれば、別の方法が見つかるかもしれません。

とはいえ、中年以上のおじさんが赤ちゃんプレイを好む一般的な原因は指摘されていて、ひとつは強いストレスです。

有能な人ほど「赤ちゃんプレイ」を好む傾向

特に仕事ができる有能な人が赤ちゃんプレイを好む傾向があります。責任のある立場になればなるほど、業務の難易度は上がり仕事のストレスも増します。組織のマネジメントや業績へのプレッシャーにさらされます。

そうした重圧から解放されストレスを解消するための手段が、ワガママを言って甘やかしてもらう赤ちゃんプレイというわけです。

赤ちゃんプレイに限らず、SMクラブなどに通う客の中には、弁護士とか企業の社長や会長クラスも少なくないという話を聞いたことがありますが、気持ちはわからないでもないような気がします。

なのであなたの夫殿も稼ぎは良いということなので、おそらく会社では仕事ができて責任ある立場で、社内からも期待されている存在なのではないでしょうか。

そう考えれば性的嗜好はともかく、家計への貢献という意味では安泰で、喜ばしいことだと言えるかもしれません。

愛情不足が原因の場合も

もうひとつのよくある原因は、幼少期に母親からの愛情不足によって愛着障害を抱えているケースです。

愛情不足で育った男性は、心の奥に「母親に甘えさせてもらえなかった」「もっと甘えたかった」などの満たされなかった欲求があり、それを赤ちゃんプレイで補おうとすることがあります。

なので夫殿は、もしかしたら長女が生まれて母親に甘える娘の姿を見て、あるいは甘えさせている妻の姿を見て、その欲求不満が呼び起こされた可能性があります。

「三つ子の魂百まで」ではありませんが、幼少期に抱えた心の問題は、生涯引きずることがあります。

それでもし愛情不足が赤ちゃんプレイで補えていると本人が感じているなら、それは本能的に必要に迫られてやっていることでもあるのです。

とはいえ赤ちゃんプレイというのは、自分の恥ずかしい姿をさらすわけですから、全幅の信頼を寄せている相手にしかできません。つまりあなたはご主人に信頼され愛されている(若干依存症的な印象も受けますが)ということですから、さほど悪いことではないでしょう。

そしてご主人は、おそらくこれら2つの要因を同時に抱えている可能性があります。

「赤ちゃんプレイ夫」と離婚すべきか?を考える前に

それで本題ですが、離婚するかどうかの前に、「あなたの生活・人生において、いちばん大切にしたいこと、優先度が高いことは何か」を書き出してみてはいかがでしょうか。

家庭生活というのは夫婦の営みだけではありません(もちろん、それはそれで重要ではありますが)。

毎日の家事育児に加え、今後は子どもの進路や双方の両親の介護など、力を合わせて取り組む必要があるライフイベントが目白押しです。

そうやって協力しながら生活を構築してく相手として総合的に俯瞰してみたとき、本当に不適切な人物なのかどうか。

仮に離婚・再婚するとして、次の相手は性的嗜好は平均的だとします。

一方で、生活を成り立たせるだけの稼ぐ力、家事育児を協力してくれる姿勢には欠けているかもしれませんが、それでもいいのか。

夫婦の営みに最上級のウエイトを置いているならそれでも幸せなのでしょうが、あなたはそういう志向なのかどうか。

夫殿のちょっと変わった趣味を受け入れガマンする価値と、離婚する価値のどちらが高いか。どちらが失うものが多いか。どちらの選択があなたの人生の幸福に貢献するか。

割り切って「赤ちゃんプレイに付き合う」という選択肢

それらを考えてみたとき、夜の生活以外は「良い夫」という評価ですので、3人目の赤ちゃんだと割り切りプレイにつきあってあげるというのが順当かもしれない、というのが私の感想です。

ただし、もしかしたらそのような夫の性的嗜好を変えられるかもしれない方法としては、あなた自身も「私も赤ちゃんプレイがしたい!甘えさせて甘えさせて!」と夫以上の“バブバブぶり”で接してみることです。

バカバカしくて苦痛かもしれませんが、夫殿はあなたのその姿を見て自分に投影し、我に返り(あるいは引いてしまって・笑)興味が失せる可能性があります。

仮にそれで解決しなかったとしても、夫殿の赤ちゃんプレイにつきあうのはあなたにとってもストレスになるでしょう。

なのでただ受け入れて我慢を強いられるのではなく、あなたも引き換えに夫殿に、「あなたのプレイにつきあってあげる代わりに、私にはこれをつきあって」と要求するのです。

「何かを得ようとすれば何かを失う」という等価交換の法則を、夫殿にも飲んでもらうのです。

内容は「それならプレイにつきあってあげてもいいか」と思えるようなものだと良いでしょう。

娘の成長によって、夫の目が覚める可能性

最後に、「娘の前でも赤ちゃん言葉」というのは、ちょっと病んでるかなあ(笑)とは感じます。

でも、娘さんが成長すれば、きっと夫殿の言葉遣いをバカにするようになるはず。その頃になれば、いま悩んでいる問題も、ウソのように解決する可能性もあるのではないでしょうか?

「三つ子の魂百まで」と矛盾するようですが、人間はある出来事をキッカケに変化できる存在でもあります。必ずしも、今のままの状態がずっと続くわけではない、ということです。

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フリー・キャピタリストとは、時代を洞察し、自分の労働力や居住地に依存しないマルチな収入源を作り、国家や企業のリスクからフリーとなった人です。どんな状況でも自分と家族を守れる、頭の使い方・考え方・具体的方法論を紹介。金融・経済情勢の読み方、恐慌・財政破綻からの回避方法。マネタイズ手段としての資産運用、パソコン1台で稼げるネットビジネス、コンテンツを生み出し稼ぐ方法。将来需要が高まるビジネススキルとその高め方。思考回路を変えるのに役立つ書籍や海外情勢など、激動の時代に必要な情報をお届けします。

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