「やりたくない仕事は後回し」が即改善、結果を出す人の仕事術とは

 

仕事は与えられた人件費の分だけ膨張する

「緊急かつ重要な仕事」×「緊急かつ重要な仕事」という状態になってしまったら、まずやるべきことは、仕事の棚卸をすること。このメルマガでも何度もお伝えした「パーキンソンの法則」の第三の法則を思い出してください。「仕事は与えられた人件費の分だけ膨張する」というものです。

たとえば、「仕事の手がまわらない。新しい社員が3人必要だ」といって、新たに部下を3名雇うとします。そうすると、「せっかく人を雇ったんだから、なにかやらせなきゃ」と思ってしまう。そうすると、本当に大事じゃなくても「とりあえずこれをやらせておくか」ということが始まります。

僕も人を雇うと「せっかく雇っているからなにかやらせよう」「とりあえずこれをやらせておこう」と思ってしまうことがあります。そうやってやらなくてもよかった仕事をどんどん増やしてしまう。結果として、組織にはやらなくてもいい仕事まで生み出して山積みになっていることが多々あります。

たとえば、さきほどお話した月報も同じです。

たとえば、月報を書くこと自体はいいと思うけど、「この情報もあの情報もあげてくれ」という上司がいたとします。依頼の通りに仕事を継続しているけど、実は上司はその情報は必要なくなっていることが多い。頼まれた部下は、上司から「もう必要ない」といわれないから継続してしまうのです。

「緊急かつ重要な仕事」を終わらせるためのたった1つの方法

どうするかというと、今やっている仕事をちゃんと棚卸をする。仕事に追われている人は、マネジメントクラスというよりも、実行部隊的な仕事をしている人でしょうね。

そういうときは上長に「今、この仕事にこれくらい時間がかっているけど、それは本当に必要ですか?」ということを確認したほうがいいでしょうね。

そうやって仕事の棚卸をして、不要な仕事をやめる。まず、今やっている仕事で必要ないものはどれか確認して、それをやめることが先です。

「ネットアワー」という言い方があります。ネットアワーとは、効果的な仕事をしている時間です。たとえば、一人普通の営業マンの人が1日10時間働くうち、効果的な働き方ができているのは2時間くらいです。あとの8時間はさぼっています。さぼっているはいいすぎだけど、やらなくていいことをやっていたり、やらされていたりします。

そのためまずは不要な仕事をやめて、「ネットアワー」を増やすことが大切です。

print
いま読まれてます

  • 「やりたくない仕事は後回し」が即改善、結果を出す人の仕事術とは
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け