「やりたくない仕事は後回し」が即改善、結果を出す人の仕事術とは

 

1時間あたりの仕事の生産性を上げてこそ最速で高い結果が得られる

「1万時間の法則」というのがあります。1万時間やると、その道でプロとして食っていけるというやつです。1つのことに100時間取り組むと、アマチュアとしてそこそこできる。1000時間取り組むと人に見せられるレベルになる。1万時間やるとその道のプロとしてやっていける。

たとえば、1日2時間がんばってやって1週間に20時間。1カ月に40時間。3カ月間で新人だった社員もそこそこ仕事ができるようになります。

そこから1000時間。もし1日2時間稼働のままやったとしたら、単純にその10倍必要ですよね。ということは、2.5×10倍で25週。ということは、トータル2年半から3年くらいでそこそこ1人になります。1万時間というとその10倍なので25年。そこまでくれば営業の第一線となります。

だからほとんどの人は50歳前後くらいで、第一線に立てるようになるのです。ただ、50歳過ぎてからだと、できることは限られています。だから1日2時間の生産性ではなく、できれば4、5時間集中しやる。短期集中型で一気に成果を作ったほうがいいです。

僕がこの話を知ったのは、独立したあとです。結果論ですが、振り返ってみたら、会社にいた時は、本当に仕事のことだけしか考えていなかったです。逆にいえば、それだけ集中して仕事をしていたので、ほかの人よりも仕事ができるようになっていたと思います。

1日12時間以上仕事をして、単純に12時間だとしても80時間やれば1000時間いきますよね。社会人2年目の時に、コールセンターのKPIを作れたのも、集中力を上げて1時間当たりの生産性を高めたからだと思います。

目的意識があるかないかで生産性は大きく変わる

生産性の高い仕事を1日2時間だけしかできない人と、たとえば4、5時間できる人、なにが違うのでしょうか。僕は、目的意識の違いからくるものだと思います。なぜその仕事をやっているのか。

僕は、当時社員として入社したソフトバンクで「絶対に出世してやる」と思っていていました。誰よりも仕事ができるようになり、出世して人の上に立ちたい。そう思っていました。なぜ出世したかったかといえば、深い意味はありません。ただ、それしかやることがなかったんでしょうね。

当時、僕は大した趣味もなかったんです。サーフィンはやっていたけど、すごく大好きというわけでもなかった。別段やりたいこともなかった。それもあって仕事が一番楽しかったんですね。

ある種ベンチャー色があってよかったと思います。当時、ちゃんとやったことが形になっていたんです。適切なフィードバックもあり、それもよかったと思います。やればやるほど仕事の成果になり、上司からわかりやすく評価してもらえる。嫌な先輩もいたけれど、自分の仕事を評価してくれる上司もいました。だから、嫌な上司がいても関係なくがんばろうと思っていました。

 

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