いま大地震が起きたらどうなる?コロナ対応が進まぬ避難所の実態

 

【サーチ&リサーチ】

*まずは5月の国会質疑のなかで、この件に触れられている。

2020年5月12日付
参院予算委。公明党の竹谷とし子氏が質問し、武田良太防災担当相が「可能な限り多くの避難所の開設、ホテルや旅館の活用の検討などを自治体に通知した」と答えている。

*続いて台風に備えた自治体の動き。

2020年6月27日付
神奈川県横須賀市が台風に備えて自主避難所の運営訓練を行ったとの記事。検温、手の消毒、マスクがない人にマスクを配るなど。折りたたみテントを多数用意して2メートルおきに配置するなど、ユニークなプライバシー保護の気遣いも。

*自治体の対策についていくつか記事があるが、10件中5件は「避難所のコロナ対応」とは関係ない記事だった。

「避難所のコロナ対応」については、1年前、2019年の台風19号で被害を受けた自治体の場合に、強く意識されているようだった。

【あとがき】

以上、いかがでしたでしょうか。菅首相はきょうの会見で、「感染対策」「水際対策」「医療態勢」「ワクチン」の4点について述べたようです。緊急事態宣言については、内容を詰めるという言い方ですので、そのうちに出ることになるのでしょう。メディアは今週中には…というようなことを言っていますが、ウイルスに一歩も二歩も先行されているような気がするのは私だけでしょうか。

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ニュースステーションを皮切りにテレビの世界に入って34年。サンデープロジェクト(テレビ朝日)で数々の取材とリポートに携わり、スーパーニュース・アンカー(関西テレビ)や吉田照美ソコダイジナトコ(文化放送)でコメンテーター、J-WAVEのジャム・ザ・ワールドではナビゲーターを務めた。ネット上のメディア、『デモクラTV』の創立メンバーで、自身が司会を務める「デモくらジオ」(金曜夜8時から10時。「ヴィンテージ・ジャズをアナログ・プレーヤーで聴きながら、リラックスして一週間を振り返る名物プログラム」)は番組開始以来、放送300回を超えた。

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【著者】 内田誠 【月額】 月額330円(税込) 【発行周期】 週1回程度

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