全世界の人々の心を確実に疲弊させている、新型コロナの感染拡大。こんな時にこそ必要なのが、私たちを優しい気持ちにさせてくれる「絵本」ではないでしょうか。今回の無料メルマガ『育児に成功する【楽しい子育て絵本講座】』では子育て絵本アドバイザーの山口りかさんが、読み聞かせをしてもらった大人が思わず優しい涙を流してしまったという、癒やしを実感できる絵本を紹介しています。
子育て中のお母さんが泣いた絵本
こんにちは、子育て絵本アドバイザーの山口りかです。
個人セッションでは、理論や納得も大切ですが、感じることも大切です。
小学校1年生の男の子のお母様のAさんとセッションの終了をする前に、読んだ方が良いと思う絵本のイメージが、なんだか降りてきました。
そこで、その絵本のタイトルと読みたいことを伝えると、その絵本を知らなくて、読んで欲しいと言ってくださいました。
セッションは私の家の2階で行いっています。絵本は1階のリビングに置いているので、少し待っていただきました。
絵本はタイトルの名前順なのですぐに見つかりました。
ZOOMを通して、絵本を読みました。
読み終わると、Aさんは涙を流していました。
「何だかわからないけど涙が出ます」
続けて、「いもとようこさんを苦手なんですけど…」と、おっしゃいました。
実は、私もいもとようこさんの絵は苦手なのですが、この絵本は大好きです。
楽しい子育て教材の絵本の読み方で読みました。声色を遣わずに、普通の話し方の声とスピードで読む読み方です。
素晴らしい絵本は、この読み方で読むだけで、読んでもらっている人に伝わります。さらに、読んでもらっている人の年齢に関係なく、心に伝わるのも、素晴らしい絵本の条件の1つです。
本日紹介する絵本はいもとようこさんの『しゅくだい』。
宗正美子 いもとようこ/岩崎書店
内容紹介
めえこせんせいが言いました。「きょうの宿題は…です。」
するとみんなはいっせいに「えー、うそー、ほんと?」と、おおさわぎ。
いったいどんな宿題がでたのかな?
(Amazonより)
子育てワンポイントアドバイス
昨年、世界中で多くの人が大変化を体験しました。そのような時は、緊張感もありますので、心も体も消耗してしまいます。
しかも、大人も子どもも外出する時はマスクなので、呼吸は浅くなりますし、人の表情はわかりにくくなるので、疲労感も増しますよね…。
だからこそ、心と体を満タンにするために、スキンシップは大切な事ではないでしょうか。
絵本『しゅくだい』では、めいこせんせいが出した宿題は「だっこ」。
主人公のもぐ君は妹が生まれたばかりです。でも、お母さん、お父さん、おばあちゃんに宿題を手伝ってもらい、もぐ君は大満足をしました。
この絵本を読むことで、スキンシップがどれほど子どもの心を満たすのかを、私たち親は感じることができます。
そして、子どもに読んであげると、子どもを抱きしめたくなるかもしれません。
大人が読んでもらったら、子ども時代にスリップして、温かい気持ちを感じると思います。
お子さんが小さい方はお子さんへ読んであげて、お子さんが大きい方はお子さんに読んでもらうのもおすすめです。
個人セッションを紹介したAさんから、このようなご感想をいただきました。
絵本『しゅくだい』とのタイムリーな出会いをさせていただき、ありがとうございます。「なんで絵本を読むんだろう?」と不思議に思いましたが、あのタイミングであの絵本を読んでいただいてありがたかったです。
「スッキリした」「開放された感じがした」とお伝えしましたが、本当に魂が開放された気がします。
実は、セッションのあとずっと泣いていて、頭痛がするほど泣きました。おとといのセッションは、私にとって、お支払いした金額の100倍価値のあるセッションとなりました。本当にありがとうございました。
『しゅくだい』は、このような方に特にお勧めします
- 第2子以降の赤ちゃんが生まれたご家庭の上のお子さん
- 親子でスキンシップの大切さを実感したい方
- 癒しを感じたい方
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