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「今年こそ」はNG。毎年同じ目標を立てて信用を失う人と成功者の違い

新年に入り、今年の目標や抱負を決めた方も多いかもしれません。しかし、その決意は去年と同じではありませんか? 今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、「今年こそ!」と毎年言ってしまう人にアドバイスしています。

今年こそはと毎年言ってませんか?

繰り返される決意。

この時期、毎年と言っていいほど

「今年こそは毎日○○をするぞ!」
「今年こそは○○になるぞ!」
「今年こそは○○するぞ」

と「今年こそは!」という人が必ずいます。決意新たにテンションアゲアゲは良いのですが、こういう人ほど、少し時間が経てば「まっ、明日からでいっか」という甘えが生じ、中々有言実行しません。そして気がつけば、これまでどおり、同じサイクルで仕事・生活をし忙殺さに充実感を覚える日々を過ごすのです。

で、今年の年末に…「来年こそは必ず達成するぞ!」と、昨年と同じ決意表明、目標を立てるのです。これでは、なんの進化も成長もありません。目標を立て決意表明をすれば、実践しない限り意味がありません。実践の先送りは、目標や決意の先送りであり、自分自身の進化や成長の先送りにもなるのです。

そういえば以前こんな方がいました。「今年こそはお客様との関係を深くしていくために、ニュースレターを毎月欠かさず発行します」と決意表明していたとある会社の社長さん。「とりあえず正月は酒を飲んでゴロゴロしています(笑)休み明けから情報を集めて、月末にはお客様に配ります」と。結局、この会社では、ニュースレターを1度も発行することはありませんでした。

別に正月に酒を飲んでゴロゴロすることは自由ですから構いません。ニュースレターを発行するとかしないとかもどちらでもいいです。そういうことが問題ではなく自分自身で決意表明したことに対して、取り組む事が無い、取り組もうとしなかった、というのがとても大きな問題なのです。

こうした姿勢というのは、決意表明したことに対することに限らないからです。普段の仕事に対しても甘えが生じてくるし、自分に対して言い訳癖がついてきます。そして、お客様にそのことが見抜かれます。結果、進化や成長もしないし、ましてや周りから信頼や信用など得られないので、ジリ貧に。

「今年はこれをする!」と決めたなら、準備も含めその日からスタートしないと意味がありません。

「今年、自分はこうなる!」と決めたなら、その日からそうなる為に行動しないと意味がありません。仕事のことに限らず、禁煙でもダイエットでも何でも。とにかく頭や手足を動かすことです。

今年は「自分を変えたい」とか「もっと成長したい」「○○を始めるぞ!」などというのであれば、「いつから始める、いつからやる」ということより、「今すぐに始めるか、その日のうちから何をどう取り掛かるか」が大事なことなのです。1年後に…「今年こそは…」の「こそ」が取れるように取り組みましょう。

■今日のまとめ

「今年こそはの『こそ』を必ず取れるようにする」

・2021年の決意をノートに書き出す
・書き出した決意表明を今日から実践するためにはまずなにから取り掛かるべきか?何ができるか?箇条書きで列挙する
・列挙したことを実践した項目をその都度二重線で消していく

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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