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6つの職業を同時にこなすスーパーサラリーマンは「時間管理」をどうしているのか?

ビジネスマンにとって一番の悩みであり身に付けたいスキル、それは多くのタスクを同時にこなすことではないでしょうか? しかし、ここでネックになるのが「時間管理」の方法。どうすればシングルタスクから脱却し、多くの別仕事をこなせるスーパーサラリーマンになれるのか。多くのベストセラー著書を持つビジネス作家で起業家の岡崎かつひろさんは、自身のメルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』』の中で、6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家にして『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』の発行者でもある石川和男さんとの対談を通じて、同時にいくつもの仕事をこなすための時間管理術を紹介しています。

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6つの仕事を掛け持ちする「スーパーサラリーマン」石川和男さん、その時間管理術とは?

「あと何年今の会社にいるのだろう」「この会社、そろそろやばいんじゃないか」。もしも、今いる会社に倒産のうわさやリストラの話がでたら、あなたはすぐに転職、または起業できますか?「その時」は突然やってきます。先の見通しがまったく立たない今の世の中で、突然一人になってもやっていけるように、今すぐやるべきことは?

時間管理の専門家であり、『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』発行者でもある石川和男さんと、岡崎かつひろとのビジネス対談をお送りします。


岡崎:今、石川さんが5つの仕事をやっているそうですが、現在6個になっていますよね。

石川:建設会社役員、大学講師、セミナー講師、税理士、時間管理コンサルタントと5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家としていました。それと同時に、ビジネス書著者としてこれまで19冊の本を書いています。最新刊の書籍『教会者がなくなっても食えるビジネスパーソンになる』ということで、ビジネス書作家というのもいれたほうがいいんじゃないかと思い、仕事の種類が6個になりました。

岡崎:具体的にどういう生活をしているのか教えてもらえますか?

石川:月曜日から金曜日までは建設会社の総務経理をやっています。あとは、大学講師、セミナー講師、時間管理コンサルタント、ビジネス書を書いています。

岡崎:今、午前10時ですが、(石川)和男さんは、今インタビューしているこの時間は仕事しなくて大丈夫なんですか?

石川:大丈夫です。というのも、会社にセミナー事業部というところを作ったんですよ。

建築会社なのにセミナー事業部!?なければ作ればいい

岡崎:でも、和男さんの務めている会社は建設会社ですよね? 普通、建設会社の会社ってセミナー事業部というのはありましたっけ?

石川:普通はないでしょうね。とくに、うちは建設会社なのでまったく関係ないと思います。

岡崎:そうですよね。普通はないですよね。その中で、どんな形でそのセミナー事業部というのができたのでしょうか。

石川:以前は、セミナー講師として働く場合、会社に「明日はセミナーを開催するので有給をください。よろしくお願いします」「今日は午後からセミナーなので早退させていただきます。申し訳ございません」と言っていたんです。

ただ、セミナーに行くのにネガティブな気持ちで行くのが嫌だなと思っていたんです。そう考えたら、「そうだ。会社にセミナー事業部を作ってしまえばいいんだ」と思いました。そこで会社の仕事に支障がないとい条件のもとで、セミナー事業部というものを立ち上げて、会社との取り決めで「月に4回ぐらいだったらやってもいいよ」ということになりました。

岡崎:大学講師としても教壇に立たれていますよね?

石川:大学講師の講師は、火曜日と金曜日の夜にやっています。その日は定時である5時までに仕事を終わらせます。他のセミナーは、セミナー事業部を作ったので、それを建設会社の仕事の一環としています。

税理士業務は、自分1人でやるのではなくて、書類作成とか納税はもう1人の税理士とタックを組んでやってもらっています。自分は経営者と話すことをメインにしていて、書類作成などはやってもらっているので、うまく時間配分できているんですよ。

多くの人は、やる前から「無理だ」とか「どうせできない」と思ってやろうとしないんです。でも、「やる」と決めたらいろいろ方法を考え始めますよね。たとえば、得意な人とタッグを組んでやるとか、僕みたいに有休を使い、セミナー部門を会社に作ってしまう人もいると思います。

僕ができて他の人ができないわけはないのだから、「どうやったらそれをできるか」を考えるか否かだけのことだと思いますよ。

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仕事ができる人が持つ2つのスキル

岡崎:和男さんは、一言でいえば「できるビジネスパーソン」ですよね。この仕事ができる人、というのは、2つの側面があると思います。1つはマインド面、もう一つは技術面。和男さんの場合、「よしやるぞ!」と思ったら、すぐに行動に移すほうですか?

石川:そんなことはないですよ。たとえば、結論の話で言うと2種類あります。今までやったことのある仕事で、ある程度仕事の流れなどがわかっているものに関してはすぐにやります。

一方で、建設会社の場合はよくありますが、まったく新しい現場の工事を請け合うという場合、それをやることでもしかしたら会社にとって損失が出るかもしれませんよね。

それなのにすぐに手を挙げて「やる!やる!」と言っていたら、ただでさえ人がいないのに余計に人手不足になってしまってしまうこともありえます。そういったことが予測される場合は、熟考することが必要です。

まずは現状や問題点を紙に書き出します。紙に書いて視覚化して、さらに自分で考えたり、まわりの人に見せたりして、そのうえで「よし。これで大丈夫だ」となったら、一気にスピードアップします!

岡崎:税務とか決算のような、これまでにやったことがある仕事で、どうやったってやらなきゃいけないものは、すぐにやってしまう。逆に、やらないことによってリスクが起きるわけですよね。こういうのは潔くやったほうが、気持ちが楽ですよね。

石川:潔く、どんどん手をつけていったほうができますよね。

岡崎:僕は、個人的には諦めることが大事だと思っています。ネガティブなあきらめは、将来の可能性とかビジョンをあきらめることになるのでこれはだめです。ただ、やらなきゃいけないことに対して「めんどくせーな」という気持ちがあるなら、それを諦めた方が潔くできると思ってるんです。やりたくないことをまずは潔くやるということが大事なポイントなのかなと思います。

緊急度は低いものの重要なことにどれだけ時間をさけるか

石川:時間管理を考えるとき、大きくわけて4つの領域に分けられます。緊急かつ重要度の高いもの、重要だけど緊急じゃないもの、緊急度は高いものの重要度は低いもの、緊急でも重要でもないもの。

毎日、多くの人は、緊急度は高いものの重要度の低い、雑多なものに追われて毎日気づいたら夕方の5時6時になってしまっているということがあると思います。そんな時はどうしたらいいのかと言うと、緊急じゃないけど重要なことをやる時間を確保することです。

知り合いの会計事務所ですごく忙しいところがあったんです。毎週週3回、語を習う時間を受け設けたんですよ。それでスタッフ全員で毎週同じ時間に英語に取り組んでいたのです。それから4年後、その会社の広告を見たら19カ国と取引をするまでになっていたんですよ。

もし、あの時に緊急で重要なことばかりをやっていたら、いつまでたっても英語の勉強ができずに現場から抜け出せなかったと思います。強制的に週2時間3回英語を習う時間を作ることによって可能性を広げたといえます。

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人生を変えたければ朝の時間を有効活用すること

岡崎:とはいっても、強制的に時間を取ろうと思ってもいろんな事情があるじゃないですか。その場合は、スケジュール入れてから他の予定を入れていくのか、それとも何かを止めてそこに新しいスケジュールを入れるのか。和男さんはどちらでやられますか?

石川:僕の場合は、先に自分がやろうと思ったスケジュールを入れちゃいます。それを入れておかないと、遊びに行こう、飲みに行こう、セミナーに行こうとなってしまうので、そこは自分との約束としてスケジュールを入れます。

もう一つは、誰にも邪魔されない時間は朝です。執筆とかがあるときは、5時に起きて出社準備をする8時までの3時間は執筆に使うという生活をしています。

朝の時間と言うのは本当に大事で、その時間に緊急じゃないけど重要なことをやり続けると人生が変わります。

岡崎:石川さんの新刊は、『会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになる』じゃないですか。ある日突然会社がなくなると言うのは、今の時代10分考えられるんですが、そういう人にとっても要は朝時間の活用と言うのは重要ですよね。

石川:そうですね。大体ビジネスパーソンの方忙しいと思います。例えば夜勉強しようかなと思っても飲みに誘われる、上司から仕事を振られて残業しなきゃいけない。また、メンタルがやられてしまっているなどで疲れてしまってできないことってありますよね。

これに対して朝の時間はメールが来るわけでもないし電話がかかってくる、上司や部下に何か聞かれて仕事の手を食べなければいけないと言うこともありません。朝の時間こそ自分を変えるための時間、資格を取るなど、将来やりたいことのために今やるべきことをやる時間なのです。そしてそれこそ自分を高みに連れて行ってくれることのために使うためで使うべきです。

企業の平均寿命は23年。現在の人気企業も20年後はわからない

岡崎:書籍についてもう少し聞いておきたいのですが、『今日会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになる。会社に頼らない生き方を身につけよう』ということなんですが、この書籍はどういう背景で書こうと思ったんですか。

石川:会社の平均寿命と言うのは現在23年なんですね。人の人生は80年とした場合、40年から60年は働くじゃないですか。その場合、平均2、3回は転職をしなければいけないことになります。どれだけ愛社精神があっても、会社が倒産したら、会社を辞めて独立する、または転職をすることになります。

そしてこのAI時代でいろんな仕事がなくなってくると言われる不安要素がある中で、この方読んでいただいてコンテンツを自制していただく事で、少しでも気分を楽にしていただきたいなと思います。

岡崎:企業の平均寿命が23年ということに、危機感を覚えたほうがいいですよね。明日は我が身じゃないけど、自分に降りかかってくる可能性は十分ありますよね

石川:ありますね。新卒で入って23年と言ったら、40代半ば。転職するにはギリギリの年齢だといえます。他にも、その業界が常にトップであるとは限りません。例えば僕の場合は、はじめに就職したのは証券会社だったんですが、いつまでも証券会社が良かったかと言えばそんなことはまったくありませんでした。自分で選んだ会社がその当時は1番流行っていたとしても、20年後にそれその場内を維持できるかと言ったらそうとも限りませんよね。

(メルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』』より一部抜粋、続きはメルマガにご登録の上、お楽しみください。初月無料です)

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image by: Shutterstock.com

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多くの人が仕事や人生において困ること。この力がないことで、どれだけ多くの人が悩んでいることでしょう。仕事が進まない、起業したがうまくいかない、恋人ができない、実はこれら全ては共通する問題により起きています。 それは、『人が集められない』 ということ。毎月1000人が集まる講演会を成功させるベストセラー作家であり起業家の岡崎かつひろが教える、コミュニティ作りと集客の秘訣。人が集まる自分になるための一歩を踏み出しましょう。

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