お子さんの学校で指定されている学用品を「高いなあ…」と思ったことはありませんか? 今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、ご自身の経験をもとに、意外と高くつくことの多い「隠れ教育費」の謎に迫ります。
隠れ教育費
さて、本日は見えない費用のお話。
以前、親戚の子を養育していたときのこと。学校指定のシャツが必要だってことで、買いに行ったんですよ。で、ビックリしました。
・驚くほど高い!
シャツだったからです。白地に青の細かいチェック柄で、ボタンダウン。似たような商品はあるんですが、青の色味やチェック柄の大きさなどビミョーに違っているんです。校則が厳しい学校だったし、なによりそんなツマンナイとこで目立つ必要もない。そう思ったので仕方なく買いましたけどね。
ちなみに、その店、どうみても開店休業っぽいんです。お客さんは誰一人いないし、店番もいない。こっちから声をかけたら店の奥から「はぁ~いィ」とヤル気のない声。もうね、
・癒着臭がぷんぷん
していましたね( ̄∇ ̄) あああ、つい。
こういう、いわゆる学費じゃないけど、学校に通うためにほぼ必須の出費のことを
・隠れ教育費
といいます。学校指定で、事実上それ以外選択肢のないものってたくさんありますよね。たとえば
・上履き
・ジャージなどの体操着
・サブバッグ
・絵の具セット
・水着
・コート
私が学生のころでさえ、このくらいは学校指定のものがありましたね。今はもっと増えているんじゃないでしょうか。
こういう学用品(?っていうのかしら)は、だいたい指定のお店が数軒あって、そこでしか買えないようになっているんですよね。なんですかねえ、こう、
・得も言われぬ強制力
がありますよね。同調圧力っぽいっていうか。
ですが、この隠れ教育費の闇、おそらく、おそらくですが、別に癒着しているわけではなく
・なんとなく例年通り
に決まっているだけなんじゃないでしょうか。
学校の場合、どの教材にするかとかどんな服装にするかとかは真剣に議論されるかもしれないけど、
・高いけど良いA教材と安いけどイマイチなB教材
とどちらがいいのかを検討するとき、値段の安い高いって考慮材料になっていない気がするんですよ。学校の先生に限りませんが、専門家は専門外の要素について目配りするのが下手です。学校の先生たちは
・教科の理解のために良いかどうか>高いか安いか
って感じになっていると思うんです。そこに、「特に問題がない」状態が続けば、そりゃ
・なんとなく例年通り
になっちゃいますよ。
なので、この隠れ教育費については、
・金額的に問題があることをアピール
していくべきだと思うんです。保護者からの声によって学校は初めて問題を認識するわけですから。要は
・誰も反対してこないから問題があることが分からない
んじゃないでしょうか。
学校相手に言いにくいようなら、同じような考えの保護者を集めて署名でもしてもらって学校側に働きかけてみたらいいと思うんです。クラスで3分の1以上集まったら、これはもう無視出来るレベルのごく稀な悩みを持つ者の意見ではなく、歴とした
・反対少数意見
になりますから。
学校も再開されることになりました。改めて必要になる学用品もあると思います。隠しておかないで
・コレ、高すぎます
と意見表明してみましょう。すぐには無理でも、来シーズンくらいから変わるかもしれませんよ。
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