先日掲載の「2021年は『AIに仕事を奪われる』最初の年になる。人間超え人工知能の実力と10年後の未来を世界的エンジニアが大胆予測」等の記事でもお伝えしているように、多くの職種で人間に置き換わることが予想されているAI。そんな来たるべきAI時代に淘汰されないビジネスパーソンとなるためには、どのような能力が必要なのでしょうか。今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』では、6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家であり建設会社の役員も務める石川和男さんが、あらゆる会社やチームから求められるために身につけるべき3つの能力を紹介するとともに、その磨き方をレクチャーしています。
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AI時代、あなたは飛躍したいですか?AI時代を生き残る3つの能力とは?
AI時代の突入で、今後10年~20年の間に9割の仕事がなくなると言われています。
「AIによってなくなる仕事」を検索して自分の仕事が該当しているか確認した方も多いのではないでしょうか。
正直なところ、様々な文献やメディアによって、論旨や将来予測は異なります。AI技術の発展がめまぐるしいために、研究者からみても、未来を想像することは難しいのではと思います。
しかし、どちらにしろ、単純作業や計算、書類の集計業務は、AIにとって変わられることは間違いありません。
どんな人が仕事を奪われるか?
今までは、会社や上司の言うことを忠実に速く正確に終わらせる人が高く評価されていました。そんな時代には、学習能力が高い人、学校の成績がいい人、高学歴な人など、優秀だと言われていた人たちが求められていました。これからの時代は、それらの能力はAIが代わりに、しかも正確に速くできてしまいます。
また、新型コロナウイルスの到来により、リモートワークを導入する企業が増えてきました。タイムスケジュールの提出や、誰が何を行うなど、より明確になったことで「なんとなく働いていたフリ」をしていた社員は、あぶり出され、肩身がどんどん狭くなります。
会社の平均寿命は約23年と言われています。AIの導入が本格化すると、その寿命はさらに短くなると予想されます。一方、人の平均寿命は年々延び、100年ともいわれる時代です。どんなに愛社精神が強くても、先に会社の寿命が尽きるかもしれません。60年働くとしても3回は職場が代わる計算になります。
年功序列、終身雇用から成果主義、能力主義へ。時代はコロナ禍をへて、AI時代へ。これからの時代は、ひとりで食べていける人材にならなければいけません。
AI時代では、指示待ちの依存的な働き方をするビジネスパーソンは淘汰される運命にあるのです。
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どんなビジネスパーソンが求められるのか?
ここまで読んで不安になったあなた。大丈夫です。これから「求められるビジネスパーソン」になるために必要な能力をお伝えします。
こんな不安な社会でも、あなた自身の能力を上げていけば、転職や独立等さまざまな選択肢が広がります。あなたは、あらゆる会社やチームから求められ、充実した日々を過ごすことができるでしょう。
その必要な能力とは
- 経営していく能力(リーダーシップ能力)
- 専門的能力(プロフェッショナル能力)
- 企画力、創造性(クリエイティブ能力)
という3つの能力です。
計算、調査、データ集計は、AIに勝つことは難しくなります。ですが、ものづくりの企画やその場で働く人たちへの指揮、お客様とのコミュケーション、さまざまなアイディアを生み出す能力は、人間のほうが優れています。
上記の3つの能力のうち1つ、また1つ以上の能力を身につけると、会社に頼らなくても生きていけるビジネスパーソンになれます。
まずは、その能力のうちの1つについてお話していきましょう。
私が考える経営していく能力(リーダーシップ能力)とは「決断力」「行動力」「任せる力」の3つです。
決断力とは、正しい判断をより早く決定することです。先の見えない不透明な時代のなかで、勇気を持って決断し、組織を正しい方向へ導く力がこれからのビジネスパーソンには必要です。
あなたは小さなものから大きなものまで、日々様々なところで選択を行なっています。何時に起きるか、何をきていくか、朝食か、コーヒーか紅茶か、アイスかホットか、ランチは何を食べるか、勉強のためにどちらの本を購入するか……。そういう小さな選択をスピーディーに決断することから練習をはじめ、“早く・正しく”決断する能力を養いましょう。
行動力とは、自ら考えたことを実行に移せる力のことです。目標ができたときや物事をはじめたいときなど、「やる」と決めたら実際に動いていくことが大切です。やりたいと思っていても行動に移していなければやっていないと同じです。やると決めたら、行動にうつすことが、その他大勢との違いになります。個々が主体的に動く重要度が増しているなか、行動力は大きな自己PRになります。日常で電車の中で席を譲る、困っている人に声をかけ助けるということも行動力のトレーニングになるでしょう。
任せる力とは、“自分がやれば早い”という考えを捨て、じっと控えて我慢するということ。部下に仕事を任せるのは先行投資です。最初は失敗もあるかもしれません。しかし、任せることによって部下は早く仕事ができるようになり、責任感も生まれます。任せることによって、自分自身もより上の仕事ができるようになります。結果、チームとしてさらに質の高い仕事ができるようになります。
AIに使われる側になるか?使う側になるか?
AIに仕事が奪われる未来。しかし、人間にしかできない仕事があります。時代の変化によって淘汰されていく人もいれば、そのピンチをチャンスに変えて飛躍していく人もいます。
未来を明るくしていくため、共にサバイバル時代を生き抜く準備をしていきましょう。
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