なぜ、親である自分の家庭環境を改善すると我が子の問題行動も解決するのか

 

そして父は父で、仲の良かった母娘を切り裂いてしまったのではないか?とずっと悩んでいて、今回の私の帰省をとても喜んでくれていた、と教えてくれました。そこで父宛に書いてきた手紙を渡し「自分の口からは言えそうもないから、私たちが帰ったら父に渡してほしい」と母にお願いしました。話しが終わって布団に入ったの時、時計はもう4時になろうとしていました。

元旦は「思いっきり寝坊しよう!」と言っていたのに、私が起きた時(10時ごろ)には、母はもう起きていて、父と娘にも朝食を作り、すでに食べ終わっていました。「あ、私ばっかり寝ちゃってゴメン」と言うと「実家に来たら子供になってたくさん甘えればいいんだよ」と言われて胸がキュンとしました。すると娘が私の耳元でコソッと「ママ、今、ゴメンって言えたね」と言ってくれて「ホントだ。今まで言えなかったのに…」と素直になれている自分に驚きでした。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、2日の別れる時、父に「今回はありがとうございました。これからも母をよろしくお願いします」と伝えたところ、父は「うん。又、いつでも帰って来てね」と言ってくれて手を振って別れる事ができました。

その後、新幹線に乗っている時に母から「今、手紙を読みながらお父さんが泣いてます」とラインと一緒に写真を送ってくれました。何度も読み返してくれていたそうです。

娘に見せたら「なんの手紙?」と言うので「ママは謝るのが苦手だからおじいちゃんには手紙を書いていったの。私たちが帰ったら渡してっておばあちゃんにお願いしてあったから、その手紙を読んだんだと思うよ」と言ったら「手紙か~、それ良い考えだね」と。

もしかしたら今後、娘が友達とトラブルになった時、口では言えなくても手紙に書いて仲直りができるかも?と思いました。

今回、娘の問題から私の問題があぶり出され、こうやって親との関係が修復できるとは…パピーさんに相談した時には思いもしない事でした。

でも、もがいてもがいて一歩踏み出したら、いろんな変化が起き始めて、今まで薄暗くて冷たい細い道を歩いていたのが、明るくて広く緑がきれいな道を太陽の光を浴びながら歩き始めた・・・自分ではなく回りが変わり始めている、そんな風に感じています。

甘える、甘えられる、許す、許される、頼る、頼られる…今まで自分が拒否してきた世界は、とても温かく、そして心地よいものだったと知りました。

冒頭にも書きましたが、娘の様子は以前とはホントに変わってきていて、笑顔が増えていますし、雰囲気がとても丸くなりました。これなら今まで怖いと思われていた子にも違った印象を持ってもらえると思いますし、新学期が楽しみになりました。

本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

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