「よくわからないけど、まずはやってみる」子供の頃は何も考えずにできていたことが大人になるとできない、という人は多いようです。そして、それは仕事への取り組み方にも関係してくるといいます。無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんは、今回の記事で行動力が鈍ってきたかも…と感じている人へのアドバイスを送っています。
子供の頃どんなことをして遊んでいましたか?無邪気さという行動力
ipadが発売されたころ、とあるTV番組で、小学低学年の子供に何も説明しないままipadを渡し「好きに遊んでいいよ。」と伝えると、あれこれ触り、電源を入れ、ゲームのアプリにたどり着き夢中に遊び始めるということがありました。
一方で、同じようにipadを全く知らない大人にも何も説明しないipadを渡すと、「どこに電源があるのか?」とか「どうやってゲームのアプリケーションにいけるのか?」ということを触る前にしきりにスタッフに尋ねていました。
「よくわからないけど、まずはやってみる」
「よくわからないから、やり方を教わらないと出来ない」
このことは行動力の差をよく現しています。
何事も果敢に取り組める人というのは、子供のような無邪気さを兼ね備えていて四の五の言わずにやってみます。やりながら色々と考えるのです。
一方で、何事に対してもすぐに行動できない人というのは、「ちゃんと説明してくれないと出来ない」とか、「やったことがないから無理」とか「お膳立てされないと動けない」など、「まずはとにかくやってみる」という発想がありません。
慎重派といえば慎重派ですが、やり方を聞くまで動けないというのは、指示されないと動かないのと同じです。誰かがやろう、っていうまで腰を上げないのと同じです。
もちろん、ことの大きさや重要性にもよりますが、何事にも「まずはやってみる。」ということは、スキルの向上であったり、自己や自社の成長にとっては必要なことなのです。
きちんと説明をしてくれたら…やったことがないから…お膳立てをしてくれたら…というのは子供以下です。
現状より上を目指すのであれば尚のこと、何事にもまずは自らがやってみる。誰もやっていないからこそ自らがやってみる。という思考や発想が必要なのです。
行動力が鈍ってきたな、最近、腰が重いな、と感じているあなた、子供の頃、どんなことして遊んでいたか?どんな遊びに夢中になっていか?そんなこと思い起こしてみてはいかがでしょう?
重い腰が上がるかもしれませんよ。
■今日のまとめ
「子供の頃の無邪気さを思い出す」
<スタッフ・社員向け>
・指示を受けるまでもなく自ら動いて考えれるタイプはどんなタイプか?ノートに書き出す
・書き出したタイプになるために必要な条件と自分に足らないものはなにか?列挙してみる
<経営者向け>
・指示待ちではなく何事も自らチャレンジするという人材を育てるために必要なことは何か?考えノートに書き出す
・書き出したことを実際に実行するために必要なことを列挙する
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