特に注意すべきなのが、外国人参政権、外国人住民投票権です。例えば、東京都武蔵野市の松下市長は外国人住民東京条例案を推進しています。
私も知らなかったのですが、2015年沖縄県与那国島では、自衛隊配備の住民投票が行われたのですが、反対派が主導して島にいる永住外国人にまで投票券を与えているのです。結果は賛成632、反対445票で自衛隊配備が決まりましたが、このような実績があれば沖縄の島が外国の自治区になってしまう可能性があるのではないでしょうか。
オランダでは、移住してきた大勢のイスラム教徒により、政府の介入が難しい、実質的なイスラム自治区が誕生している(p54)
元陸上自衛隊東部方面総監だった著者だけあって、一方的に危機感を煽るだけでなく、新型コロナウイルスは中国で発生したものの、中国の生物兵器であった可能性は低いと分析しています。
また、サイバー攻撃だけでなく宇宙で核兵器を爆発させ電磁波で電子機器を破壊するEMP(電磁パルス)攻撃の危険性を指摘しているのが印象的でした。北朝鮮の核実験は爆発力が小さくて失敗と分析している場合がありますが、EMPとしては小型の核兵器でも十分なのです。
公明党と中国共産党の関係、日本学術会議と日本共産党との関係も記載しており、ロシアのウクライナ侵攻前に書かれた本としては、思い切った内容となっていました。実は自費出版なので、国家機密の出せる限界まで書いている本なのかもしれません。
渡部先生、良い本をありがとうございました。
【私の評価】★★★★☆(80点)
<私の評価:人生変える度>
★★★★★(ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(素晴らしい本です)
★★★☆☆(読むべき一冊です)
★★☆☆☆(余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては)
☆☆☆☆☆(こういう本は掲載しません)
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