着々と日本を侵略する中国。元自衛隊東部方面総監が暴露した中共との糸

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ウクライナ侵攻前に書かれたものなのにもかかわらず、日本が「戦時下」にあるとして我が国に対する驚異について書かれた一冊があります。自費出版ゆえに国家機密レベルの内情を詳らかにしたその内容を、メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』の中で詳しく解説していきます。

【一日一冊】日本はすでに戦時下にある

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日本はすでに戦時下にある

渡部悦和 著/ワニブックス

タイトルどおり日本周辺の脅威に対して軍事力だけでなく情報戦争、諜報戦争への対応を推奨する一冊です。この本が重要なのは、ロシアのウクライナ侵攻前の2021年12月に書かれていること。そして、自費出版だからできたのか、個別の宗教法人を批判していることでしょう。

まず、著者が説明するのは、中国共産党の中央統一戦線工作部の活動です。アメリカ、オーストラリアでの政治工作を行っており、活動費は3,000億円にもなります。

日本国内では公明党、自民党内の平和主義派閥、立憲民主党の小沢一郎氏の派閥が中国共産党の影響を大きく受けやすく注意が必要であると明記しています。

公明党は、中国の新疆ウイグルやチベットにおける人権弾圧を厳しく批判したことがあるのか(p47)

日本国内においては、沖縄での中国の影響力の拡大が説明されています。中国組織による不動産取得、琉球王朝末裔の中国への招待などが行われているのです。沖縄の米軍基地への反対運動とも連動しているのでしょう。

また、著者が警告するのは、在日中国人が約78万人までに増えており、中国による静かな侵略が問題となっているオーストラリアの在留中国人100万人以上に近づいているということです。日本でもオーストラリアのように統一戦線工作が活発化する可能性があるのです。

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