あなたが後悔していることはなんですか?50代を超えると、「あれ、やってみればよかった」という後悔してしまう人が多いようです。 『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の著者で「5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」の石川和男さんが、その後悔をなくすために今から始める準備を教えてくれています。
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私が50歳を超えて、唯一、後悔していることは?
あなたは、子どものころに、なにか習い事をやっていましたか?思い出してみてください。ソロバンや公文、水泳教室などのメジャーなもの。空手や柔道などの格闘技。ピアノや絵画などの芸術。それらの習い事を、今でもずっと続けていたら、どうなっていたと思いますか?
ソロバンを続けていたら、今ごろは、数学博士として有名に?格闘技を続けていたら、贅肉に悩まされることもなく、最強の男に?音楽を続けていたら、メジャーデビューして全国ツアーを行っていたかも…。
では、なぜ極める前にやめたのでしょう?
「より興味を引かれること」があらわれたから、あるいは限界を感じた、向いていないことに気がついたなど、いろいろな理由があると思います。
では、やっていた習い事をやめて後悔していますか?そんなには後悔していないはずです。
なぜでしょう?
それは、とにもかくにも一度はその習い事を体験したからです。試してからやめたので、納得できるのです。だから、悔いもない。
では、「やりたかったこと」なのに一度も試していない場合は、どうでしょう?
子どものころに生まれて初めて聴いたジャズにしびれサックスをやりたかったけれど、高くて買えず、そのままになってしまった。リトルリーグに入りたかったけれど、親に塾通いを強制されてできなかった。様々な事情やタイミングで、1度もチャレンジすることなく諦めてしまったこと。
もし、挑戦していたらアーティストやプロ選手にな れたかもしれないのに…。試していないので、その可能性は無限大なのです。逃がした可能性は計り知れません。
夢だけが、ずっと不完全燃焼のまま残り続けてしまう。やりたかったのに、やっていないことは、後悔も無限大なんです。
「あ~、やっておけば良かった」と「あ~、やらなければ良かった」という後悔は、若いうちは半々かもしれません。しかし、同年代の意見を聞いても、私の経験から言っても、50歳を超えた今、思い出される後悔は、やらなかった後悔だけなんです!
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さあ、今からはじめましょう!小説を書こう、絵本を描こう。私には、今も、さまざまな夢があります。それなのに、「来年こそやろう!」とか「時間ができたらやろう!」とか自分に言い訳をして、時間だけが過ぎてしまいがち。このまま、やらないでいるとどうなるか?それは、今までの人生で既に答えが出ています。
就職したときは、「学生時代にもっとやりたいことをやっておけばよかった。あのころは、腐るほど時間があったのに」と後悔する。
25歳で主任になったときは、「新人時代にもっとやりたいことをやっておけばよかった。あのころは、指示されたことだけをやって いればよかったから時間があったのに」と後悔する。
30歳で結婚したときは、独身時代にもっとやりたいことをやっておけばよかった。あの頃は、自由になる時間がたくさんあったのに」と後悔する。
35歳で子どもが生まれときは、新婚時代にもっとやりたいことをやっておけばよかった。あの頃は、子育ても家事の分担もなかったのに」と後悔する。
そして、40歳。もう歳だから、今さら…と諦める。振り返れば、「ああ、あのときに、やっておけばよかった!」の繰り返し。
人生における後悔は、人それぞれです。あのときやっておけば、新入社員に抜かれることもなかった。リストラになることもなかった。英語をはじめていれば、今ごろ外資系の会社に勤められたかもしれない。
会社が倒産したとき、もっと実力をつけていればワンランク上の会社に転職できたかもしれない…など。後悔先に立たず。やっていないことには後悔します。
では、どうするか?やりましょう!今、はじめましょう!!失ってしまった過去は、振り返っても戻ってきません。だったら気がついた今、やるのです。
「いやいや、自分はもうイイ年だから、今さら無理」と思ってしまうかもしれません。たしかに、ネガティブに考えれば、あなたは今までの人生で1番、歳を取っています。でも、ポジティブに考えれば、今が残りの人生のなかで1番若いのです!
平均寿命が80歳とすれば、あなたが30歳なら残り50年。40歳でも、まだ折り返し地点。しかも、医学も発達して平均寿命100歳という時代。そうなったら、50歳になっても、まだ残り50年!時間は、まだまだあります。歳を取るたびに後悔が大きくなる人生を送りますか?それとも今、はじめますか?
幕末の志士、高杉晋作は27歳でその生涯を終えました。土方歳三は34歳。そして、坂本竜馬は31歳。
あなたの「これからの残りの人生」よりも短い時間で、歴史に名を残す活躍をしています。あなたにも、まだまだ時間はあるのです!
あなたが、このメルマガと出合ってくれたのも何かの縁。さあ、今からはじめましょう!ちなみに、私もずっと描きたいと思っていた絵本、描きはじめました。
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カラーバス効果を利用する
あなたは「カラーバス効果」をご存知ですか?心理学用語で、直訳すれば「色を浴びる」。簡単に言えば、赤を意識すると赤色のモノに目につくようになり、青を意識すると青色のモノが目につくようになるという現象です。何かを意識すれば、それに関連する情報が目に入るようになり、自分のもとに舞い込んでくることを言います。
ここで実験に付き合ってください。「目の前に緑色のものが何個あるか、30秒間で数えてください」
では、はじめてください(いきなりで申し訳ございません)。
はい。それでは、次の行を読んだら目を閉じてください。
赤色のものは、何個ありましたか?
この実験を始めて受けた方なら目を開けると、思っていた以上に赤いモノがあることに気がつくはずです。
これって凄いことだと思いませんか?緑色のモノにフォーカスしていたときは、緑色のものしか目に飛び込んでこないんです。
よく聞く例は、車の購入の話。「ワゴン車を買おう」と思った瞬間から、以前よりも街中でワゴン車を見かけるようになります。自分の住む地域で流行っているわけでもないのに、急にワゴン車が増えたと感じるのです。
私も「税理士になる」と決めた瞬間から、よく通る道や通勤途中に会計事務所を見かけるようになりました。ほかにも、レンタルショップの2階、友人のマンションの5階、薬局の並び…と、意外に会計事務所がたくさんあることに気がつきました。
「いつの間に開業したんだろう」と思いましたが、以前からあったのです。存在しているのに、意識していないので視界に入らなかっただけなのです。
あなたも、建設途中の工事現場や、更地を見たとき、「あれ!以前は何が建っていたんだっけ」と思い出せないときはありませんか?何度も通っていたのに、意識していないので見えていないんです。
「税理士になりたい!」と決めた瞬間どうしたら資格を取得できるかも考えるようになります!取ろうと決めた瞬間から、どうやれば受かるのかということまで考える。
日商簿記3級から学んで基礎を身につけなければならない。独学じゃ難しいから、専門学校に行かなければならない。専門学校なら大手の実績のあるところに通おう!水曜日は会社がノー残業デーだから、水曜に通える学校を選ぼう!
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やりたいことは言い続ける
カラーバス効果とセットで行ってほしいことがあります。それは、周りに「やりたいこと」を言いふらすことです。自分が実現したい夢や生き残り戦略が決まったら、それらを周りに言い続けてください。
たとえば、「得意にしている○○を教えるセミナー講師になりたい」というものだったとします。だとしたら、周りに言い続けるのです。
すると、そのテーマについて講師を探している人の耳に入るかもしれません。どんなに強く思っていても、テレパシーを使えない限り、口に出さなければ周りに伝わらないのです。
私も、大学の講師陣や受講生仲間に、ことあるごとに「登壇したい」と言い続けていました。カラーバス効果によって、大学講師になる要件や、〇〇校で募集しているなどの情報も入ってきていました。
そして、ついに、ある大学で急に退職する講師がでて、真っ先に私に声がかかったのです。
通常は一般に募集をかけて応募者のなかから選ぶのですが、このときは、すぐに私が講師になることが決まりました。「講師になりたい」と、ずっと言い続けてきたからです。
「口に出す」と言っても、なにも街中で大声を出す必要はありません。周りにいる方に伝える。
そして今は、メールやツイッターなどのSNSという便利なツールがあります。じゃんじゃん情報を発信しましょう。言いふらすことには、
- 後に引けなくなる
- 情報が入るようになる
- 時流やチャンスに乗ることができる
- 声をかけてくれる人があらわれる可能性がある
など、メリットがたくさんあります。もちろん「おまえにできっこない」と、足を引っ張る人間もいます。そういうネガティブ思考の人は軽く無視しましょう!
やるなら今です!
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