手強い“ボスキャラ”仕事も残さずやり切る「1面クリア仕事術」とは

shutterstock_1159884415
 

面倒な仕事や嫌いな仕事を後回しにしていると、日々たくさんの業務をこなしてもちっともスッキリしません。そのうち嫌な仕事ばかりが残ってストレスに。そんな悪循環を断ち切る「1面クリア仕事術」を伝授してくれるのは、『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』著者で「5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」の石川和男さん。例えばメールの返信なら、返信しづらい“ボスキャラ”メールも含めて全部を片付ける。「メール返信」というゲームの1面をクリアする感覚が大切で、仕事が速い人ほどやっていると伝えています。

会社がなくなっても食べて行ける術をレクチャーする石川和男さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ

 

仕事が溜まってストレスだらけのあなた!その地獄を解消します!

新年度。今までの仕事に加えて、ゴールデンウイークの休みあけで、新しい仕事も増えてきたのではないでしょうか。新プロジェクトの企画書、会議の書類作成、得意先への訪問。

優しい、難しい、楽しい、辛い、好き、嫌い、円滑、面倒、簡単、大変、緊急、重要……。毎日の業務は様々な仕事を広範囲にこなします。ストレスがたまるのは、大変、面倒、難易度の高い仕事ばかり残ってしまうから。そんな仕事ばかりが残ると地獄です。

この地獄から回避するゲーム、いや仕事があります。それは1面ずつ確実にクリアしていくこと。ひとつのジャンルの仕事を全て終わらせてから、次のジャンルの仕事に進む。名付けて、「1面クリア仕事術」。

例えば、メールの返信。無意識に返信していくと、返信しづらいメールを後回しにすることはありませんか?返信しやすいメールばかり処理していたら、返信しづらいメールだけが残り、嫌になりますよね。そこで受信トレイにあるメールは、上から順番に強制的に返信していくのです。

面倒、読みづらい、長文で改行のないビッチリ文字が詰まっているメールでも、全て順番に返信して受信トレイをゼロにする。ビジネスメールは、いつかは返信しなければなりません。だったら今すぐ全部やる。面倒なメールだけを残して書類確認や伝票整理など、ほかの仕事にうつらない。メールの返信をすると決めたら、そのメール(面)は、すべてクリアする。

想像してみてください。受信トレイにメールがなくなった状態。なんとも言えない爽快感ですよね。

私は、メールを開いたなら、絶対返信をするか、返信できない正当な理由があるなら返信する日時を決める。その2択です。最悪なのは、後からまた読み、見直すこと。読み返して、面倒になって、また時間を空けて読み返して……同じ箇所を読み返すのは時間のムダです。

書類箱に入っている書類を処理しようと決めたら、ひとつ残らず処理していく。この書類は読むのが面倒だ、この企画書を上司に渡したら嫌味を言うから嫌だな。そんな気持ちで後回しにしない。書類箱にある書類は、上から順番に淡々と処理していく。

途中まで読んで明日に回すと、メールの場合と同じように、明日また読むことになるので、時間がかかります。書類を処理すると決めたら、一面クリアするまで、つまり、すべての書類を処理するまで他のジャンルの仕事をしない。

私も意識をしないと、各ジャンルで面倒なものだけが残ります。お詫びのメール、難解な書類、ノートに書いた面倒な報告書の作成……。各ジャンルのボスキャラだけが残っていると本当に辛い(笑)。

大変、面倒、難易度の高いボスキャラから逃げ、やらない言い訳ばかりを考えているほうが、ストレスが溜まります。楽な仕事や簡単な仕事ばかりしていると、心の奥のモヤモヤは晴れず、仕事が片付いているわりに、仕事をした気にならないのです。

会社がなくなっても食べて行ける術をレクチャーする石川和男さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ

 

print
いま読まれてます

  • 手強い“ボスキャラ”仕事も残さずやり切る「1面クリア仕事術」とは
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け