美輪明宏さんが見たら何と言ったか?かつての日本ではあり得なかった「国会議員が他国の兵器を前にはしゃぐ動画」を自らポストする“日常茶飯事”の異常

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兵器や軍事産業をめぐる発言に対する社会の感覚が、いつしか大きく変わってしまったかのように思える我が国。なぜこれまで掲げ続けてきた「平和国家」の看板は今、捨て去られようとしているのでしょうか。今回のメルマガ『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』では、『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』等の著作で知られる辻野晃一郎さんが、自民党議員やドローン企業経営者によるSNSへの発信を取り上げ独自の目線で検証。その上で、田中角栄氏や宮澤喜一氏の言葉を紹介しつつ、反戦の記憶が薄れゆく日本の現状に警鐘を鳴らしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

ウクライナの兵器を前にはしゃぐ自民党国会議員

今週は、以下の自分の投稿を取り上げます。自民党衆議院議員の国光あやの氏の投稿を引用したものです。

https://x.com/ktsujino/status/2071455056856334618

この自民党国会議員は、以前からデマを拡散するなどで問題の多い議員ですが、先日このような動画を上げていました。

何をしに行ったのか知りませんが、ウクライナに行き、ウクライナ軍のドローンなどの兵器を前に、同国の軍事技術や軍事産業を絶賛しています。元々医師だそうですが、ネットにはこれらの兵器でロシア軍の兵士たちが標的にされて殺される動画が溢れています。まさか見ていないということはないでしょう。

かつての我が国であれば、国会議員が戦争当事国に出向いてこの手の発言をすれば、それだけで議員辞職は免れなかったと思いますが、今やこのような光景は日常茶飯事となりました。

なにしろ、高市首相自身が、トランプ大統領来日時に、米軍ヘリに同乗して、日米地位協定の象徴でもある横田空域を横切って米軍横須賀基地に同行し、米国海軍の原子力空母の上でピョンピョンと飛び跳ねても誰も咎めないような国になってしまったわけですから、この動画についても問題視する方がおかしい、ということなのかもしれません(笑)。

これに加えて、以下のポストも取り上げます。

https://x.com/toru_tokushige/status/2072099101869809987

この人は、テラモーターズというEVのベンチャーを創業した起業家で、当時私も接触を受けてしばらく応援していた人です。しかし、インドやベトナムなどでのEV事業がまったくうまく行かず、そのうちテラドローンという別会社を合弁で作り、当初は測量などでの用途に向けたドローン事業に活路を見出そうとしていました。

しかし、そのうちテラチャージというEV用の充電器を国内各地に設置する補助金ビジネスに手を出したと思ったら、ついには、ウクライナのドローン企業2社を買収して軍事産業に乗り出してしまいました。防衛産業強化にひた走る国策に乗じた動きと思いますが、まさに「貧すれば鈍する」とはこのことだと思います。

ロシアや中国から目を付けられていることを粋にでも感じている風情で、「国防のために命を捧げる覚悟」だの「12回目のバトルフィールド」などと息巻いている姿には、かつての志高い起業家の面影などどこにもありません。そこにあるのは、ただ戦争で儲けようとする「死の商人」に成り下がった姿です。

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