ふた言目には「プライベートが大切だ」というデキない後輩を成長させる方法

Asian,Business,Woman,Having,A,Meeting,(counseling?interview)
 

「ワークライフバランスを重視している後輩をどう成長させればいいでしょうか?」そんなお悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、仕事と私生活の両立を重視する後輩とどのように関わり、成長意欲を引き出していくべきかについて考えます。

ワークライフバランスを重視している後輩の成長意欲の引き出し方がわかりません。2年しか年が違わないのですが。

Question

shitumon

32歳で、商品企画に取り組んでいます。部下ではありませんが、2年後輩のメンター役をやっており、苦労しています。その理由ははっきりしていて、彼はワークライフバランスをすごく重視しているからです。そういう人に限ってスキルは大したことがないのに、自分はできると思っています。二言目には「仕事だけやってるわけにはいかない。プライベートが大切だ」と言ってほとんど残業しませんが、毎日の8時間の中でも、真剣に取り組んでいるようには全く見えません。なんでこんなやつを採用したんだ、30歳まで何年も(彼は3社目です)のさばらせてるんだ、と思いますが、上司ではないのでそこまで強いことも言えません。どうしたらいいのでしょうか。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。お気持ち大変よくわかります。

この後輩は、仕事の面白さ、充実感を全く感じたことがないのだろうと思います。大卒だとすると社会人になって8年くらいだと思いますが、上司にも全く恵まれていなかったと思います。親にも問題があった可能性が高いです。子どもの話を全然聞かずに意見を押しつけたり、箸の上げ下ろしまで口出しをしたりした結果、自主性を大変損なっていた可能性が大きいです。

狩猟時代には獲物を捕ることに生きがいを感じていたはずですし、必死にやらなければ自分や家族が行き続けることすらできなかったと思います。

ワークライフバランス、というのは言葉だけ一人歩きしていますが、大切な要素が2つあります。

まず、仕事が充実していること。これなくして「ワーク」が単に辛いもの、つまらないもの、生きるためにしかたなくやるものになってしまいます。

次に、とはいえ、毎日10時間以上、週6日以上働くのは、今の時代、ちょっと過剰です。30年前にはそれほど異常なレベルではなかったと思いますが、それは変わりました。

今の時代で仕事に集中し、プライベートも大事にすることは必要です。ただ、ワークライフバランスと言い出すと、実はバランスが悪くなることが多いように思います。

あくまで仕事に全力集中し、立派な成果を挙げる。ただ、プライベートも犠牲にしすぎない、という程度ですね。

ここをはき違えて、仕事は最低限、と考えると変なことになります。

そこを後輩にもしっかり伝えてあげてください。逃げや言い訳ではない、ということです。

この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

赤羽雄二 この著者の記事一覧

ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内27冊、海外30冊、合計138万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師を歴任。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」 』

【著者】 赤羽雄二 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月曜日

print
いま読まれてます

  • ふた言目には「プライベートが大切だ」というデキない後輩を成長させる方法
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け