シラクマ
コーヒー器具・デザイン雑貨・ガジェットなどを中心にレビュー。使い心地の良さと佇まいを大切にしていて、機能とデザインが結びついた、ミニマルで美しいものに惹かれます。京都で文章を書いたり編集したりしながら、スペシャルティコーヒーショップ「ネオキ」を運営しています。
強い日差しと蒸し暑さで、夏の到来を感じているこの頃。
この時期になると、アイスコーヒーを作る機会がぐんと増えてきますね。
そのときの好みに合わせて、毎年調整しているアイスコーヒーのレシピ。今年は、浅煎りコーヒーの果実感や甘さを出しながら、とろっとなめらかな質感に仕上げてみました。
自宅のアイスコーヒーは「エアロプレス」で

AeroPress 「エアロプレス クリア カラーズ ピンク T004」 13,200円(税込)
今年の初めに店舗を移転したこともあり、現在わが家ではコーヒー器具のミニマル化を進めています。
そんななか、自宅でのアイスコーヒー用に選んだのが、空気圧を利用してコーヒーを抽出する「エアロプレス」でした。

個人的に感じているエアロプレスの魅力は、大きく2つあります。
まずは、本体がスリムで場所を取らないなこと。
サイズはD115×W102×H204mmで高さはありますが、デスク横に設けた小さなコーヒースペースにもすっきりと収納できています。

そしてもうひとつが、手軽においしいコーヒーを抽出できること。
お湯をコーヒー粉に通しながら抽出するハンドドリップとは違い、エアロプレスはコーヒー粉をお湯に浸してからプレスする仕組みです。
注ぐスピードやお湯の落ち方に左右されにくいため、比較的味にブレが出にくいのがいいんですよね。
ポイントは、フィルター2枚&低温抽出
ペーパーフィルター:2枚
コーヒー粉:15g(細挽き:コマンダンテで18〜21クリック相当)
水:30mL(常温)
お湯:120mL(88℃)
氷:100g(冷却用)
0:00〜0:10 30gの水を注ぎ、10回撹拌
0:30〜0:40 120g注湯(合計150g)
0:40〜1:00 キャップを取り付け、5回ほど撹拌。余分な空気を抜く
1:30〜2:00 ゆっくりとプレスして抽出
今年の個人的なアイスコーヒーのテーマは、浅煎りコーヒーのフレッシュな果実感と甘さを、とろっとなめらかな質感で楽しむこと。
そのため今回は、しっかりと濃度を出しながらも、ざらつきや雑味はできるだけ抑える方向でレシピを組み立てました。

まずポイントになるのが、ペーパーフィルターを2枚使うこと。
細かな微粉をしっかりとキャッチすることで、口当たりのなめらかなコーヒーに仕上がります。
キャップに2枚重ねてセットしたら、フィルター同士がぴったり密着するようにしっかりとリンス(湯通し)しておきます。

エアロプレスには通常の向きで使う方法と、本体を逆さにする「インバート式」がありますが、今回はコーヒー粉と水をしっかり浸した状態で抽出したいため、インバート式を採用しました。
プランジャーを④のメモリ付近まで押し込んだら、反対向きにしてセットします。

細挽きのコーヒー粉を入れたら、タイマーをスタート。
まずは常温の水を30g注ぎ、10回しっかりと撹拌します。
ここが今回の2つ目のポイントです。最初に低い温度の水でコーヒー粉を濡らす、「サモブルーム」と呼ばれる方法を取り入れました。
今回はこの方法に「細挽き」と「強めの撹拌」を組み合わせることで、濃度感がありながらも、角の少ないなめらかな味わいにしています。

30秒経ったら、88℃のお湯を120g注ぎます。

キャップを取り付けたら、本体を5回ほど回すようにして撹拌。

その後、本体をゆっくりと押し下げ、中の余分な空気を抜いておきます。
これは、このあと本体を反転させるときに起こる余計な撹拌を抑え、毎回同じようにプレスしやすくするための工程です。

1分30秒になったら、本体をくるっと反転。

そこから30秒ほどかけて、ゆっくりとプレスして抽出します。

抽出が終わったら、サーバーに100g程度の氷を加えてしっかりと冷却。
サーバー越しに触って十分に冷たくなったら、氷を入れたグラスに注いで完成です。
浅煎りコーヒーがジュースのような一杯に

完成したアイスコーヒーは、エアロプレスで抽出した浅煎りならではの、少し濁りのある鮮やかな色合い。
飲んでみると、今回使ったエチオピアのコーヒーが持つマスカットのような果実感と、とろっとなめらかな質感が合わさって最高においしい……!
ハンドドリップで作るアイスコーヒーとはまた違った味わいで、少しジュースのような感覚すらあります。

工程だけを見ると意識するポイントは多いですが、慣れてしまえば抽出自体はかなり簡単です。
普段、一人でコーヒーを飲むときはコーヒーマシンを使っているパートナーも、「これならできる」と、最近ではエアロプレスで淹れてくれることがあるほど。
浅煎りコーヒーの果実感を、いつもとは少し違った質感で楽しめるこのレシピ。お気に入りのコーヒー豆で、ぜひ試してみてくださいね。
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提供元:ROOMIE












