ホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安保補佐官は、金聖漢(キム・ソンハン)大統領室国家安保室長、日本の秋葉武雄国家安全保障局長との電話インタビューで、「適切で強力な共同対応について協議した」と明らかにした。岸田文雄首相も同日NSCを開き、北朝鮮のミサイル発射について「容認できない」と批判した。
北朝鮮が2017年9月以降5年ぶりに中距離弾道ミサイル(IRBM)を日本列島上空を越えて発射したのは、日本全域はもとより、B-1B戦略爆撃機が展開されたグアムを含め、日米両国を同時に狙った強力な核打撃警告と解釈される。
先月末、米国のニミッツ級原子力空母ロナルド・レーガン(CVN-76・約10万トン)とロサンゼルス(LA)級原子力潜水艦アナポリス(6,000トン)が参加する中、東海(日本海)上で実施された韓米・日米合同演習に対する高強度挑発であり、韓半島有事の際、米戦略資産の発進基地が「核攻撃ターゲット」になることを露骨に威嚇した計算だ。韓米当局は、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射と7回目の核実験も迫っていると見て、関連動向を注視している。
北朝鮮が4日に発射したIRBMは、移動式発射車両(TEL)から正常角度で発射された後、北海道と東北地域の青森県上空を越えて約4,500キロを飛んだ。発射原点(慈江道茂坪里)から代表的な米戦略資産であるB-1B爆撃機が発進するグア
ム基地までの到達距離(約3500km)より1000kmも多く飛んだのだ。2017年9月に発射した火星12型の飛行距離(約3,700km)より800km長く、これまで発射したIRBMと火星系列の中長距離ミサイル(IRBM、ICBM)を合わせて最長飛行距離を記録した。









