そのムダな時間は「本当にムダ」なのか?効率を上げるには“瞑想”が必要なワケ

Relaxed handsome african young man sitting and meditating on office chair
 

これはひとつには、そういうリラックスしたタイミングでアイデアが出て来るということなんですが、あえて何もしない、Focusing on nothing については、これは瞑想と同じなんです。

実はこの時って、目で見える何物も生産していないのですが、目に見えないところで、身体とこころを調えているのです。人間って考えたり、動いたりすることで、少しずつアライメントが狂って来るというか、歪みが出てくるというか、デコボコが生まれてしまうモノなんです。

その歪みが簡単には知覚できないくらい小さいモノだから、何も変化が無いように思えるんですが、怪しい系の訓練をしていると、これを微差として感じることができるようになるんです。

それをFocusing on nothing の時間を持つことで調えることができるんです。でも見た目に何も生み出していないように見えるから、

 ■ それってムダな時間ですよね

って考えちゃうんですよ。それがここ10年くらい特に顕著になりまして、みなさんが常に、何かに向かって走り続けている、何かを手に入れようと、遮二無二動いているように見えるんですよ。

それによって、身体とこころが少しずつ歪んでいく、アライメントが狂って来るんです。人間に起こる不定愁訴って、それが理由なんじゃありませんかね。

私もかつては常に、どこかが痛い、しっくりこない、違和感がある、なんとなく気分が晴れない、なぜかヤル気が出ない、身体が重い、みたいなことを感じていたんです。これは病気とも言えない症状なので、治療のしようが無いんですよ。

それが田舎暮らしをして、ムダな時間が増えて来たら、徐々に減ってきたんです。と、同時に頭と身体、こころが調ったことによって、いざエンジンを掛けた時の出力が高くなったんです。自動車で例えると、排気量が1,000ccくらい増えた感じです。

その経験からいうと、日常の生活で、意識して何も生産しない時間を作るべきだと思うんですよ。もちろんその時には、効率も考えないの。この場合の効率を考えるとは、

 ■ どういう姿勢で、何分くらいやったら調いますか?

みたいなことですよ。そういう思考から離脱することが、ムダなことをするということですからね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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