浮気を調査するだけが仕事じゃない。コレができない探偵が多すぎる

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私たちがイメージする探偵の業務は「何かの証拠を集める」「調査する」ということではないでしょうか? しかし、実際はそれは手段であり本質ではないとメルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんは語ります。その本質は、たとえ同業者であっても理解できていないことも多いようですが、それはどのような内容なのでしょう?

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意外と多い「これができない」探偵たち

お客様から最初の相談があった時は、基本的には直接お会いすることにしています。

何故なら直接お客様を見ることで言葉以外の情報が伝わってきますし、逆にこちらの熱意もお伝えすることができます。

そして、お会いして最初にすることは、相手の警戒と緊張をほぐすこと。

これは相手によってこちらの雰囲気を変えることから始まります。

頼りがいを出すのか、親近感を出すのか、安心感をだすのか、などお客様によって分けることが大切です。

これにより、相手は警戒がほぐれて自然と相談内容を話してくれるようになります。

しかし、どの雰囲気を出しても一番大切なことが1つあります。

それは「お客様の気の済むまで話を聞く」ことです。

これができない探偵の人は意外と多いです。

探偵を何年もやっていると、お客様のお話を3分も聞けば解決方法を数個提示できてしまいます。

なのでお客様の話を遮って自慢げに解決方法の提示に入り、料金の説明まで一気に走っていってしまう方が多いのです。

しかし、それでは「結果的に」上手くいきません。

何故なら、例えば「浮気」の問題は証拠を撮ることで解決できますがその人の抱える本質的な悩みは、お客様が能動的に話をしてくれなければ見えてきません。

探偵の仕事が浮気の証拠を撮ることのみで良いのならそれでもいいですが、実際の仕事はお客様の悩みの根本を解決に導くことです。

その手段が浮気の証拠撮りです。そこで止まるのは本質的ではないのです。

お客様の話をとにかく傾聴することができれば、悩みの根本が見えてくる。

悩みの根本をテーマに会話をすれば、そこには信頼関係ができ、タッグを組んで解決に向かっていけます。

個人的に最初の相談で大切にしていることは、「傾聴する」ことです。

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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【著者】 後藤啓佑 【月額】 ¥121/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

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