韓国検察と反日政治家が一騎打ち。暴かれた反社会的勢力の組長との「黒い関係」

Businessman in handcuffs arrested for financial fraud, sitting in interrogation room
 

サンバンウルグループのキム・ソンテ前会長は17日午前8時26分ごろ、仁川(インチョン)国際空港に入国した。彼は両手に手錠をかけられたまま取材陣の前に立った。帰国飛行機に法務部・検察合同護送チームが同乗しキム・ソンテを逮捕したという。

キム・ソンテは同日、仁川空港からすぐ水原地検に護送され取り調べを受けた。「サンバンウルグループ不正疑惑」を捜査する水原地検はこれに先立ち、キム前会長に対して横領などの疑いで逮捕令状を受け取っている状態だ。

キム前会長は2018~2019年、サンバンウルグループが発行した転換社債買い入れ資金を用意しようと会社資金30億ウォンを横領したという疑惑を受けている。サンバンウル系列会社のナノスが発行した転換社債を保有した投資組合で、本人の持分を高めようと他の組合員の持分を故意に減額し、4,500億ウォンの損害を及ぼしたという背任容疑もあるという。

キム・ソンテは、民主党の李在明と関連した様々な疑惑を受けている。サンバンウルは李在明が京畿道知事だった時代、対北朝鮮事業のために京畿道と事実上一つの体のように動いていたという。

キム・ソンテは2019年5月当時、李華永京畿道平和副知事、安富洙(アン・ブス)アジア太平洋協会会長らの助けで、中国丹東で北朝鮮側から鉱物開発など6分野の優先的事業権を受け取り、その見返りを支給することにしたと調査の結果わかった。

これと関連してサンバンウルは2018~2019年640万ドル(当時の為替レート基準72億ウォン)を中国に密搬出したという疑惑を受けている。検察は、キム・ソンテが安富洙アジア太平洋協会会長を通じて47万ドルを対北朝鮮事業ロビー資金の名目などで、北朝鮮側の朝鮮アジア太平洋委員会の金英哲(キム・ヨンチョル)委員長と宋明哲(ソン・ミョンチョル)副室長に渡したと見ている。

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