2.責任者会議を開く
そもそも、販売会議の主な目的は、年度の最初に立てた数値目標との差異を明確にし、目標を達成するための対策を考えることです。そのためには、まず前月の市場動向を確認します。
次に、課題と対策を考えなくてはなりません。もちろん、商品群ごとに、動向や課題、対策は異なります。
それを、全体会議の中でこなそうとするのは、難しいです。ですから、全体会議の数日前には、責任者会議を開くことになります。
この会議には、各部門の責任者が出席しますが、比較的お客様の少ない午前中などの時間帯に行ってはどうでしょう。
そして、責任者会議では、受け持ち分野の各責任者が、数値実績を基に、現状報告と分析をします。
目標が達成したならば、それに貢献した商品や、施策、プロモーションについて分析し、目標が達成できなければ、その原因を分析しなければなりません。
例えば、
・前月のサッカーの売上は〇〇万円で、目標比110%であった
・M社のスパイクが好調で、売上を押し上げたのが要因である
・粗利益については〇〇万円で、目標比95%であった
・新入学セールによる利益率が〇%となったことが原因である
といったように。
各自の報告が一通り終わったら、続いて今月の対策を発表します。例えば、今月の目標値を達成するために、どの商品の販売に力を入れるか、売り方はどうするか、どんなプロモーションを実行するか、といったことです。
これらの発表に対し、他の部門の責任者は、必ず何らかの意見やアドバイスをしなければなりません。
この責任者会議で決まったことが重要です。その決まったことが、全体販売会議で発表されることになります。








