3.全体会議で行うこと
全体会議の議事は、次のように進めると良いでしょう。
・議事進行について、社長と議長とで事前に打ち合わせる
・議事の説明、検討のため、モニターかホワイトボードを用意する
・会議の最初に、議事案を皆に配布
・書記を指名する
・議事に入る前に、社長からの一言
・責任者会議で話し合われた「対策表」を参加者に配る
・社長が全体の施策(前月の結果と当月の対策)を明らかにする
・部門責任者から各部門の施策を発表する
・各担当者から、現場の問題点、課題、意見を吸い上げる
・今会議で決定したことを確認する
・社長が最後に一言
これを1時間で収めるには、テキパキと進めなければいけません。
全体会議では、出席メンバーに配られる「対策表」が、重要です。これは、商品群ごと一枚の表にまとめられています。
表は左右に分かれていて、左側半分が前月の動向です。
一番上の行に、売上実績と目標達成度が書かれています。2行目は粗利実績と目標達成度です。その下には、前月の商品動向、顧客動向、仕入対策の結果、プロモーション実施結果などが簡潔にまとめられています。
表の右半分は、当月の方針や対策です。一番上の行は、今月の売上目標、2行目は粗利目標。その下に、商品戦略、顧客戦略、利益獲得戦略、プロモーション戦略が書かれています。
これらの内容について説明するのが、部門責任者です。一通り説明が終わったら、全員から質問や意見を受け付けます。
この販売会議で大切なのは、今月はどんな方針で販売し、目標を達成するかということを、皆で共有することです。
もちろん、決めたことがすべてうまく行くわけではありません。計画通りに行かないのには、理由があります。それをまた分析して、次回の販売会議の課題とすることです。
こんな感じで販売会議を行ってみてはいかがでしょうか。
■今日のツボ■
・販売会議の目的は、目標を達成するための対策を共有すること
・全体会議の前には、責任者会議を開いて対策を考える
・全体会議で配られる「対策表」が重要である
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