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猿之助の衝撃事件から一夜明けて浮上した「不可解」な状況。最悪“逮捕”の可能性も

歌舞伎俳優・市川猿之助(47)が自宅で両親とともに倒れているのが見つかり、父親の市川段四郎さん(76)と母親(75)が死亡したという衝撃の事件から一夜。現在、亡くなった両親の司法解剖が警察によって進められている。また、警視庁目黒署は、猿之助が自殺を図ったものとみて捜査を進めているという。

「真実」は一体何? 猿之助宅の事件、考えられる様々な可能性

猿之助は命に別状はないものの、意識障害が続いているとの報道もあり、事件の全容はいまだ見えていない状況だ。

メディア各社の報道によると、猿之助は自宅半地下のクローゼットの中で倒れていたこと、発見時に母親の死後硬直が始まっていた(死亡から数時間が経過していた)ことなどがわかっている。

また、「文春オンライン」は、3人が口から泡を吹いていたと報道。事実ならば、何らかの薬物を摂取した可能性もあるかもしれない。

今後、事態はどのような進展を見せるのか? 週刊誌の記者は言う。

「ご両親の司法解剖の結果次第ですが、“一家心中”“猿之助が無理心中を図った可能性”“それぞれが自殺を図った”と、各社あらゆる可能性を視野に入れて取材を進めています。猿之助さんが話をできる状態ではないと聞いているので、事実が分かるのは時間がかかるかもしれません」

事件発生当初はマスコミや野次馬でごった返した自宅周辺だが、今日の昼頃は10名ほどの報道陣がおり、昨日とは異なる雰囲気であった。規制線の範囲も大幅に狭まり、自宅前の道路を住民が自転車で通るなど、日常の風景を見ることもできた。

【関連】猿之助の“自殺未遂”報道で事件現場は騒然。両親は布団をかけられた状態で死亡、静かな住宅街で何が?週刊誌報道との関連は

猿之助の自宅へと続く道路

だが、現場検証のために訪れた警察車両が複数台停まっている光景は、やはり異様なものであり、近所の住人が「嫌でも事件を思い出してしまう」と語るのもうなずける。

目黒署前

また、捜査をする警視庁目黒署前は、小雨が降るなか複数の報道陣が待機。通行人が興味深そうに眺めている姿が印象的であった。

ここまで「不思議な事件」は、なかなかない

人気歌舞伎俳優の突然の報道は、世間を大きく驚かせた。だが、それはマスコミに身を置く記者たちも同じようである。

「ちょっとわからないことだらけですよね。人気俳優が自殺未遂というだけでも驚くのに、ご両親が布団をかけられ亡くなっていたなんて、驚きを越して恐怖すら感じます。女性セブンの報道が引き金になったとの意見も多いですけど、本当にあれだけでこんな大ごとになるか? という疑問もあります。『今回は記事にしづらいよな』と、記者の間でも話が出ています。われわれも読者と同じく、はやく本当のことが知りたいですよ」(実話紙の記者)

なお、最新の情報として、亡くなった両親の周りでは若干の吐瀉物が発見されたという報道も出ている。産経新聞はスクープ記事で「薬物服用」の可能性があると報じている。

一命を取り留めた猿之助、ネットには「逮捕されるの?」の声も

衝撃的な事件ということもあり、ネットには様々な意見が飛び交っている。

中でも目を引くのが「猿之助さんは逮捕されるの?」という心配と、「もし殺人なら当然逮捕」といった声だ。

実際、その可能性はあるのだろうか。刑事事件に詳しい新聞記者は「例えばの話ですよ」と前置きしつつこう話す。

「当然、猿之助さんが無理心中を図った場合は(逮捕の)可能性もあります。あとは、自殺ほう助などの理由で逮捕…という可能性も考えられます。事件だった場合の起訴不起訴は、情状酌量の余地はあるか?等の判断で決定されるでしょう。まあ、推測しても仕方がないのです。ファンの方は不安でしょうが、捜査は始まったばかりなので、今は進展を待つしかないですね」

1日も早く回復し、事件の真相が解明されることを願うばかりである。

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image by: MAG2 NEWS編集部

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