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猿でもわかる。「私、悪くないもん」な人が成長できない当然の理由

頭が良い、悪いというのは「勉強」ができるできないだけの話ではありません。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、頭の悪い人の特徴をあげて、成功するためには自分の間口を広げる必要があるとしています。

考えたことを誰かに伝える

資本主義という制度では、残念なことに頭が良い人の方がトクをすることが多いんですね。そしてさらに残念なことに、人間には明確に頭の良さに差があるんです。つまり生まれながらのハンディキャップがあるということです。

それでも、犯罪者になってしまうほどの知能でなければ、自分で努力することで、どうとでも矯正できるところがあるんですよ。そんな矯正の方法について書いてみようと思います。

とにかく、アタマというのは、使えば使うほど良くなるモノなんです。そのあたり、筋肉に似ていて、使わなければ衰えるのです。それを勉強と呼んだりするのですが、勉強という単語を使うとアタマの悪い人には拒否反応があったりするので、今日は勉強っぽくないアタマの使い方をご紹介しようと思います。それは、

 ● ○○だったらどうするか?

というシミュレーションをして、そこで考えたことを他者に伝えるということなんです。大事なポイントは考えるだけじゃなくて、考えたことを誰かに伝えるというところです。

誰かに伝えたら、何らかの反応が返って来ますよね。いわゆるフィードバックというヤツです。これがあなたの考えと同じとは限らないわけです。というか、多くの場合自分が思いもよらなかった反応が返って来たりするんですよ。

だって、あなたのアタマがまだ賢くないから。賢くないってことは、トンチンカンな結論になりやすいということで、それを指摘されているということなんですよ。

アタマの悪い人のひとつの特徴は、思考が独りよがりになりがちだということです。誰しも自分の考えは常に正しいと思ってしまうものですが、アタマの悪い人はその傾向が顕著なんです。それはつまり、

 ■ だって私は間違っていない!

と考えやすいということですよ。

だから自分の考えに否定的な意見をもらうと、ムカッと来るわけです。そうすると次にどうなるかというと、他者の意見をシャットアウトするようになるんです。そうやって独りよがりの方向に進むわけですね。

ここを矯正したいわけです。あなたの考えの多くは間違っていますよ、と多くの人に指摘してもらい、それを受け入れて、その上で新しい考えをまとめる、これをやることで、ドンドン賢くなるんです。

そもそも意見なんて、どちらが正しいのか分からないということもたくさんあるわけで、その時に、自分と異なる意見を取り込むことが多様性には重要なんですよ。

「なるほど、そういう考え方もあるのか」と言えるようになることで、インプットの窓口が広がるんです。頑なに自分の考えを押し通す人は成長しないんですよ。意見変更上等、臨機応変、朝令暮改的に意見を変えられる、しかし変えた理由を明確に説明できる、これが風の時代には評価されるんです。

そしてこの考えている段階というのは、単なる思考実験ですから、リアルな生活に何もインパクトを与えていないわけで、そこで意見変更をしたって実害なんてないんですよ。

頑なな人って、自分の考えを変えたら負け、変えたら口惜しいみたいな思考をするんですよね。これは真逆で、幅広い思考を取り入れて、それを材料にあれこれ考え、サクッと意見変更ができる人が成長する人であり、アタマが良い人なんですからね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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