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森七菜主演の『真夏のシンデレラ』が大爆死。月9初回最低更新で当たった“ある懸念”

フジテレビの月9枠として放送された、森七菜主演のドラマ『真夏のシンデレラ』の初回視聴率が大爆死だったと話題です。ほかにも間宮祥太朗、神尾楓珠など、人気の役者が揃っていただけに、なぜ残酷な数字を叩き出してしまったのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、出演者たちの「懸念」と、事前に囁かれていた「予言」について解説します。

森七菜主演の月9『真夏のシンデレラ』衝撃の初回視聴率!

『フジテレビ』“月9”、『真夏のシンデレラ』がスタートしました。『ネプリーグSP』でたっぷり番宣をしてからのスタートでしたね。

森七菜、間宮祥太朗、神尾楓珠、白濱亜嵐、岡田健史改め水上恒司…若い世代に人気の役者たちを集めた真夏のビーチを舞台にしたドラマに高視聴率を期待する声も少なくありませんでした。

ところが…です!

平均世帯視聴率6.9%、そしてなんと個人視聴率は4.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という数字が発表され、“月9”枠としては寂し過ぎる結果を残してしまいました。

テレビ離れが言われる昨今ではありますが、2000年以降の“月9”初回視聴率のワースト記録を更新してしまうことになったのです。

民放ドラマ「出禁」の可能性も?

初回に様々な伏線や期待度MAXになるような盛りだくさんストーリーをテイザーとして観せてそのドラマを買わせるのは海外ドラマでよく使われる手法です。

日本のドラマでも第1回を見てそのドラマを続けて観るか観ないかを、ほとんどの視聴者が決めるものではないでしょうか。

演出家や脚本家、キャスティング等から初回はとりあえず観ようと“御祝儀視聴率”は高いものの、その内容から“1回観ればお腹いっぱい…”状態で第2回以降はガクンと視聴率が右肩下がりになるドラマや、最初はそんなに興味を魅かれなかったものの、後半になるにつれ視聴者を惹きつける右肩上がりドラマなど展開は様々です。

もし『真夏の~』がこの前述パターンだとしたら…出演役者全員が『フジテレビ』問わず民放地上波ドラマに“出禁”なんて可能性も無いでも無いなんてことが起きるかもしれません。

掛け算ができないのか。どよめいたスタジオ

森七菜の2年半ぶりの主演ドラマに興味を持った私は、当日は『ニュース7』をスルーして『ネプリーグSP』『真夏の~』をずっと観ていました。

この番組には『真夏の~』から1週間遅れで始まる『転職の魔王様』で主演を務める成田凌も、プロモーションとして出演していました。

独立騒動で騒がせた森が移籍した事務所の、成田は先輩にあたります。

私が思わずひっくり返りそうになったのは、“森七菜”という漢字を6つ並べて“この中に「木」の漢字はいくつあるでしょうか?”というクイズでした。

理解するのに時間がかかったような森は「あっ…そうか…ひとつの名前に“木”が4つあるから…4×6で27か…」と答えたのです。

他の出演者たちの「えっ…4×6は24…じゃ…」というざわめきが起こります。

普通ならこれは、番組編集の段階で事務所からカットの要請が入るシーンですが、何故かこれが、答えた後、間宮が体で森を隠し「映さないで~!」と言ったシーンを含め普通にオンエアされたのです。

かつて浅田真央が答えた、衝撃の「登校日数」

私はこれを観て、大昔に浅田真央の出身中学校を取材したときの光景を思い出していました。

私の「真央ちゃんはどんな中学校生活を送っていたのでしょうか」という質問に学校関係者は「答えられないですね…3年間で数日しか登校していないから…」と答えたのです。

今でも涙なくては見られないソチ五輪出場の“国民的アイドル”の話をする、少し困ったようなこの関係者の表情が今でも忘れられません。

森の解答に、中学時代から大分と東京をひんぱんに往復していた“犠牲”の上に今日の森七菜がいることを再認識したというわけです。

いわくつきのキャストたちに「懸念」の声

『真夏の~』をオンエア前に取り上げた『週刊女性PRIME』は“「いわくつき」キャスト大集合の懸念”という記事を掲載していました。

職業病かもしれませんが、『ネプリーグ』や『真夏の~』を観ながらも、私の頭の中はそれぞれの役者の“いわくつき”を重ねて見てしまいます。

森の独立騒動からの移籍トラブル、旧・岡田健史こと水上恒司のかつての所属事務所との裁判沙汰、神尾楓珠は“心身不調”で半年以上の休養から独立問題も囁かれていました。

『週刊女性~』の“懸念”が視聴率のことを指しているならば、広末涼子のW不倫や永山絢斗容疑者の逮捕を当ててみせた占い師のように“大当たり~!”となってしまった『真夏の~』のスタート。

個人的に言わせてもらえば、ドラマの海の海外リゾートのような色に、藤沢や逗子、辻堂の海はこんなに真っ青じゃないと思いましたし、綺麗すぎる真っ白な軍手でゴミ拾いをする設定の女優たちにも興ざめしてしまいました。

この先この“月9”はどうなっていくのでしょう…役者たち、視聴率を引き続き見守りたいと思います。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 森七菜 公式サイト

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