お盆やお正月など、離れている家族が集まる機会は、テイクアウトや仕出し・デリバリーのお店にとって大きなビジネスチャンスです。お盆に関しては、特にキャッチしたいのが法事のお客様。どのような販促戦略で、どんな商品を揃えればいいのでしょうか。今回のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』では、外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんが、お盆の3日間で製造・配送のキャパ的に上限となる売上2,000万円を達成した企業の例を紹介。リスティングの言葉からチラシの工夫まで、詳しくレクチャーしてくれます。
お盆3日で2,000万円のテイクアウト・デリバリーを作る企業の取り組み
予約状況ではありますが、お盆の13日~15日の3日間でお盆売上2,000万円を超えたとご支援先から速報値を頂きました。これが製造・配送のキャパなので、これ以上売るのは難しいのですがまずは良かったです。
この数字を実現するためにやったことを、商品・販促・接客の切り口から見ていこうと思います。
ターゲットは幅広く!
- 初盆、新盆のお客様
- 回忌法要のお客様
- 夏休みの帰省のお客様
基本的にはこの3つにターゲットを広げておき、なるべく幅広い要素を獲得できるようにしています。
販促媒体
折込チラシは車で片道10分は満遍なく入れます。あとはリスティングは予算の最上限まで。キャッチコピーは上記のターゲットをそのままデカデカと記載しています。
例)
初盆の大切なお集まりや回忌法要のお集まり、 夏休み親子三世代のお集まりに美味しく楽しく!
親子三世代が楽しく食事をしているイメージカットもキャッチの横に。そしてメイン写真は上記の3用途に適したものを載せるようにしています。
需要期で新規様を伸ばしたい場合はサイズもでかい方が反響率も良いので、サイズもB3と大きく訴求しています。
- 表紙 :キャッチ、メイン写真、店舗概要
- 中面左:お盆3日間の限定商品
- 中面右:高級弁当、オードブル、寿司
- 裏面 :2,000円以下の通常弁当
このようにフルラインナップです。
この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ
商品概要
上述の通りメインのカテゴリーは、
- お盆限定商品
- 2,000円~5,000円の高級弁当
- オードブル(単品3,000円台と5,000円台)
- 寿司(1人前1,500円~2,000円桶を中心に設計)
- 1,200~1,500円を中心としたお弁当
これをフルラインナップで出しています。今回の13日~15日はお盆限定商品なのでそこを深掘りして見ていこうと思います。
<商品群>
お盆に弁当が売れるかオードブルが売れるか。これはエリアによっては真逆です。こちらはお弁当が80%以上売れるエリアなので、限定10iはこの辺りにしています。
- ハイエンド:3i
(3,500円・4,000円・4,500円の幕の内) - ミドルエンド:2i
(2,000円・2,500円) - 安いお弁当:1i
(下限価格として1,300円の幕の内) - お子様弁当:1i
(700円台の安いお弁当) - オードブル:3i
(高単価1iとついで買い2i)
昔、安いお弁当をカットした事がありました。これはびっくりするくらい大失敗!!やはりカジュアルな集まりは増えており、そこを獲得しないと「件数」が伸びませんでした。
逆に1,000円~1,500円の中で下限を──
(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2023年8月14日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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