“香港民主化の女神”周庭さんカナダ亡命で「あの彼氏はどこへ?」と話題。日本の“チー牛”イジりにご満悦だったアニメ好き好青年の行方は…

2023.12.04
by gyouza(まぐまぐ編集部)
image by: Honcques Laus / CC0image by: Honcques Laus / CC0
 

香港で起きた一連の大規模デモの中心的人物で「民主化の女神」と呼ばれていた周庭(アグネス・チョウ)さん(27)が、カナダに事実上「亡命」したと、自身のインスタグラムで公表した。周さんは、2020年に香港で違法な集会を煽動したとして禁錮10カ月の実刑判決を受け、翌21年に出所したあとも警察への定期的な出頭を求められるなど、政治的な活動を一切できないよう制限されていた。周さんは公表しない形で、カナダのトロントに留学の目的で出国していたが、香港に帰らない決意を固めたため公表に踏み切ったという。

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デモ活動中の周庭さん(2015年)image by: Ohconfucius / CC BY-SA

公表文によると、周さんは「当初12月末に香港へ戻って警察へ出頭する予定をしていたが、香港の状況や自分の身の安全、健康などを慎重に考慮した結果、おそらく一生戻ることはないだろうと判断しました」と綴った。また「そのつもり(亡命するつもり)は最初なかった」とし、「誰か、私が国家安全保障を騙すことを考えていたと言いたいのだとしたら、それは絶対に間違った発言だ」と強調した。

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image by: 周庭さんTwitter

公表文では最後に「この数年、私は恐怖からの解放がいかに貴重なものかを身をもって学んだ。 未来にはまだわからないことがたくさんあるが、わかっているのは、逮捕されるかどうかを心配する必要がなくなり、ようやく自分の言いたいこと、やりたいことができるようになるということだ」と、自由を謳歌できる喜びを語った。

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image by: 周庭さんTwitter

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image by: 周庭さんTwitter

そして、「自由は簡単には手に入らない。恐怖に怯える毎日の中で、私を忘れず、心配してくれ、さらに愛してくれるすべての人たちを大切にしたい。近い将来、私たちが再会し、しっかりと抱き合うことができますように」と公表文を結んだ。

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image by: 周庭さんTwitter

今回の周庭さんの「亡命発表」は、日本の大手ニュースサイトや新聞各社で報じられ、香港の現状と「中国との関係」に大きな注目が集まっている。日本のネット上には「秘密警察に気をつけて」「亡命は正解だ」と、彼女を応援する声が多数あがっている。周さんは日本語が堪能で、日本のアニメや文化をリスペクトしていたこともあり、日本人の関心は非常に高いようだ。

そんな彼女とともに、日本のネットでは「そういえば、あの彼氏はどこにいった?」と話題になっている。たしかに、民主化デモで隣にいたあの“メガネの好青年”は今どうしているのだろうか?

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